アキュラ(ACURA、Acura) は、本田技研工業が北米を中心に展開している高級車部門・ブランドである。
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ホンダは、1959年に販売会社であるアメリカンホンダを設立して以来、シビックやアコードなどの成功により、北米でのシェアを徐々に拡大してきた。そこで、より富裕層へのアプローチを進めるべく1986年にアメリカ、カナダ、香港において展開を開始したのが、アキュラである。開業当初のラインナップは、レジェンド(Legend)とインテグラ(Integra)であった。1990年には、フェラーリやポルシェと競合し得るスポーツカー、NSXが発売された。
日本の自動車会社が高級車ブランドを創設した最初の事例であり、その成功の後にはトヨタ自動車のレクサス(Lexus)や、日産自動車のインフィニティ(Infiniti)などが追従した。2004年11月30日にメキシコ、2006年9月27日に中国本土でも開業した。
名称は「Accuracy(正確さ)」を連想させる造語であり、アルファベット順に並べた場合に、他のどのブランドよりも先頭にくることが考慮された結果だとも言われる。エンブレムはカリパス(ノギス)を象ったものに手を加えて「Aマーク」と見えるようにしたものである。
当初は、「アキュラ・レジェンド」、「アキュラ・ビガー」など、同型車がホンダブランドで発売される際と同一の名称が使用されていたが、現在では全車がアルファベット2文字、ないし3文字の名称に変更・統一されている。「レジェンド」「インテグラ」など、当時アメリカの消費者にも広く浸透していた名称の変更には賛否両論があった[1]。
前輪駆動車や4気筒エンジン搭載のモデルなどをラインナップする(V8エンジンを持たない)など、北米で展開する高級車ブランドとしてはやや異例であるが、ホンダの持つ好評(品質・信頼性、安全、スポーティさなど)に、適度な高級感・上質感が加味した商品構成で好調な販売を維持している。北米におけるブランドイメージは、フォルクスワーゲンの高級車部門であるアウディと同等である[2]とされる。
2006年、アメリカ合衆国における販売台数は201,223台であった。そのうち約13万台は北米現地生産車であり[3]、レクサスやインフィニティと比較して日本製の割合が低い。
2008年秋からの日本国内展開が予定されていたが、2年程度延期した2010年以降の開業とすることがホンダ社長の年央会見(2007年7月18日)で発表された。当初の計画は、スポーティーモデルを中心に4―5車種を投入し約100店舗を開設するというものであった。既存の販売会社には高級車系列としてのアキュラ店の開設が促されていたが、日本国内新車販売の長期低迷を受けての計画変更がなされたという[1]。
有害物質の排出量をガソリン車並みに抑えた低公害型ディーゼルエンジン搭載車や、高級スポーツカーNSXの後継車種などが取り扱い予定車種として明らかにされている[4]。
従来、モータースポーツ活動は、「アキュラ・スパイスSE90CL」(NSXのエンジンを搭載し、1991年より2年間IMSAシリーズのキャメル GTP Light クラスに参戦。ドライバーズ,マニュファクチャラーズの両タイトルを2年連続で獲得)等での参戦があった程度で積極的に行われていなかったが、2007年よりアメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)のP2クラスにおいて、エンジン(V8 3,400cc NA)や車両(COURAGE LC75ベースのAcura ARX-01a)の開発及び供給を行なっている。なおオペレーションは、現在ホンダブランドでインディ・レーシング・リーグ(IRL)へのエンジン供給を行っているホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)が担当する。