エンジン (engine) とは、与えられた入力から何らかの効力を生み出すものを指す汎用語。漢字では機関(きかん)と表記される。主に動力を生み出すものに使用されることが多いがそれには限定されない。
入力には、人力、動物(牛、馬、犬など)、水力、風力などが古くから使われている。石炭を利用した蒸気機関の発達が産業革命を引き起こした。
機械工学分野においては、熱エネルギーを動力に変換する機械・装置を指す。原動機・発動機ともいう。燃料の燃焼・原子力よる熱エネルギーを利用する熱機関は多岐に渡るが、大きく外燃機関と内燃機関に分けられる。また、電力を利用した電動機も広く使用されている。
コンピュータ分野では、CPU(中央処理装置)を指して用いられる。
語源はラテン語のインゲニウム (ingenium) で、『生まれながらの才能』『賢さ』を意味した。1300年頃のフランスではenginと表記し『能力』や『賢さ』に加え、『戦争に使われる機械』の意味でも用いられた。その後、『仕掛け (trick) 』、『器具 (device) 』、『機械(machine:特に軍用のもの)』を指して用いられ、やがて18世紀には、『エネルギーを動力に変えるもの』という現代で用いられている意味をもつようになった。
この時代のエンジンの典型が『蒸気機関 (steam engine) 』であったことから単にengineといえばsteam engineを意味した。これと同様の省略法が現代でも用いられており、単にエンジンといった場合『自動車で使用されるエンジン』を指すことが多い。現代の自動車のエンジンは、内燃機関 (internal combustion engine) である。
エンジンから、エンジニア (engineer) という用語も生まれたが、これは『蒸気機関車の運転手』という意味で1839年に使われたことが確認されている。
同義語に『動力を供給する機械』という意味をもつモーターがある。