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クライマックスシリーズ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(最終更新 2007年11月17日 (土) 12:45。)

クライマックスシリーズとは、日本野球機構2007年シーズンから導入したプレーオフ制度の名称である。

目次

導入の経緯

2004年から2006年の3シーズンの間、パシフィック・リーグではシーズン上位3球団によるステップラダー方式のプレーオフが実施されていた。これが興行的に成功を収め、さらに2005年までの2シーズンはいずれもプレーオフを勝ち上がったパ・リーグの球団が日本選手権シリーズを制した[1]ことなどから、2006年にセントラル・リーグでも導入に対する待望論が浮上し、議論が進められた。そして同年9月4日のプロ野球実行委員会において、翌2007年シーズンからセ・リーグでも導入されることが決定(当時は「ポストシーズンゲーム」という仮称が付けられていた)、これに伴って両リーグで実施方式や名称を統一することになった。これに合わせてファンからネーミング案を一般公募し、1948通(メール1438件、ハガキ510件)寄せられた候補を元に検討した結果、名称を「クライマックスシリーズ」とすることが11月14日に決定した[2]。またリーグ別の呼称も併せて発表され、セ・リーグが「クライマックス セ」、パ・リーグが「クライマックス パ」と決まった。

実施方式

クライマックスシリーズは、両リーグの公式戦(レギュラーシーズン)の最終成績が3位以上のチームによってステップラダー方式で実施され、日本選手権シリーズの出場権を争う。レギュラーシーズン同様、パ・リーグは指名打者制、セ・リーグは9人制を採用、延長戦のイニング制限は12回と定められており、12回を終了しても同点の場合は引き分け試合となる。引き分けが生じても再試合は行わない。またパ・リーグに限り予告先発が実施される。なおチーム、個人とも、クライマックスシリーズでの成績はレギュラーシーズンの記録には加算しない。

まず「第1ステージ」が実施され、レギュラーシーズン2位球団と3位球団が、2位球団の本拠地で対戦する。3試合制で行われ、勝利数が多い球団が勝者となり、下記の第2ステージへの進出が決定する。上述の通り、引き分けも存在するが、仮に3試合終了時点での対戦成績が「1勝1敗1分」或いは「0勝0敗3分」と勝敗数が同数になった場合は、シーズン成績上位の2位球団が勝者となる。2試合終了の時点で勝者が決定した場合(「どちらかの球団の2勝」もしくは「2位球団の1勝1分」)、3試合目は行わない。

続いて「第2ステージ」が実施され、リーグ優勝(1位)球団と第1ステージの勝利球団が、優勝球団の本拠地で対戦する。5試合制で行われ、勝利数が多い球団が「クライマックスシリーズ優勝球団」となり、日本選手権シリーズの出場権を得る。第1ステージ同様、引き分けが生じ勝敗数が同数となった場合は、シーズン成績上位のリーグ優勝球団が優勝となる。3試合若しくは4試合終了の時点で勝者が決定した場合、残りの試合は行わない。

なお各ステージとも「最終戦の延長12回表終了時点で同点」など、試合終了を待たずにステージ勝者が決定する場合が考えられるが、この場合にステージ勝者が決定した時点で当該試合を打ち切るかどうかについては未確認。

クライマックスシリーズによる順位の入れ替えは行われず、リーグ優勝はクライマックスシリーズの結果にかかわらず、レギュラーシーズンの1位球団となる(2位、3位も同様)。

但しレギュラーシーズンの順位については「クライマックスシリーズ開幕予定日の2日前までに組み込まれた日程終了時点での順位をもって確定する」と定められており、クライマックスシリーズの出場球団もこの時点の順位を元に決定され、天災や天候不順等の理由により規定通りに日程を消化できない場合はレギュラーシーズンの残り試合は打ち切られる。また、2006年のパ・リーグのプレーオフで採用されていた『第2ステージにおいてレギュラーシーズン1位チームに対して無条件に1勝を与えるアドバンテージ』は採用されない。なお社会人・大学生ドラフトの指名順は、レギュラーシーズンの最終順位を基準に決定される。

公式戦の順位の決定方式

  • セ・リーグとパ・リーグ共に勝率によって順位が確定するが、勝率が並んだ場合は決定方式がわずかながら異なっている。

セ・リーグ

  1. 勝利数が多い球団
  2. 直接対決で勝ち越している球団
  3. 前年度順位の上位の球団

パ・リーグ

  1. 直接対決で勝ち越している球団
  2. 前年度順位の上位球団

(例)3位で並んでいるA球団とB球団がある場合

  • A球団が70勝70敗4分、B球団が71勝71敗2分、A球団とB球団の直接対決でA球団が13勝、B球団が11勝だった場合、セ・リーグでは勝ち数の多いB球団が3位、パ・リーグでは直接対決で勝ち越しているA球団が3位となる。

その他

  • パ・リーグは9月30日、2007年のクライマックスシリーズについて、家電・カメラ量販大手のヨドバシカメラを特別協賛社(冠スポンサー)、第一生命スカイパーフェクTV!(10月1日追加発表)の2社を協賛とし、「ヨドバシカメラ クライマックス パ」と銘打って実施することを発表した[3]
  • セ・リーグも後にスポンサーが決まり、NTTドコモを特別協賛、イトーヨーカドー、第一生命、上新電機ぴあの4社を協賛とすることになった。

対戦成績

クライマックス セ

ステージ 開催球場 勝利チーム 成績 星取表 敗戦チーム
2007年
詳細
1st ナゴヤドーム 中日(2位) 2勝0敗 ○○ 阪神(3位)
2nd 東京ドーム 中日 3勝0敗 ○○○ 巨人(1位・優勝)

クライマックス パ

ステージ 開催球場 勝利チーム 成績 星取表 敗戦チーム 備考
2007年
詳細
1st 千葉マリン ロッテ(2位) 2勝1敗 ○●○ ソフトバンク(3位) ヨドバシカメラ クライマックス パ
2nd 札幌ドーム 日本ハム(1位・優勝) 3勝2敗 ○●○●○ ロッテ

※カッコ内はレギュラーシーズンの順位。

脚注

  1. ^ 2006年はレギュラーシーズンとプレーオフを制した北海道日本ハムファイターズも、日本シリーズで中日ドラゴンズを降して日本一となった。そのため2004年にプレーオフ制度が導入されてからは、3年連続でパの球団が日本一となっている。
  2. ^ ポストシーズンゲーム(PSG)ネーミングは「クライマックスシリーズ」に決定(日本野球機構・プレスリリース)
  3. ^ 1・特別協賛者・ヨドバシカメラのニュースリリース2・日刊スポーツ(2007年9月30日付)
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