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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(最終更新 2007年11月3日 (土) 14:53。)
Disambiguation この項目ではキャンプ道具について記述しています。吉本興業出身のお笑い芸人については大空テントをご覧ください。
テント
テント

テント(Tent)または天幕(てんまく)とは、木や金属の骨組みと布地で居住場所を作る道具である。その歴史は古く、旧約聖書出エジプト記などにも、儀式や居住のために天幕を設営する描写がみられる。

目次

登山用

登山用 2名用 フライシートを使用
登山用 2名用 フライシートを使用

登山ではテントを含む全ての荷物を背負って行動するため軽量コンパクトであることが求められる。そのため居住性はかなり犠牲になっている。

基本的な形状

形は2本のポールをクロスさせその張力で立てるドーム型が主流である。ドーム型でも複数のポールを使うものや魚座型にクロスさせるなどメーカーにより様々な工夫がされている。三角柱を寝かせた形のテント(A型テント)およびそれを改良した家型(ロッジ型)テントがかつては主流であったが設営時間・居住スペース・剛性の面からドーム型に劣るため廃れていった。しかし今でもキャンプ場の常設テントなどではよく使われている。

登山知識がない人にはテントは雨を弾くと思われがちだがテント本体に撥水性は全くない。撥水性を強めると通気性がなくなり酸欠になるからである。そのため本体の上にもう一枚フライシートと呼ばれる防水布を貼る。最近はゴアテックスと呼ばれる透湿防水性フィルムを使用した布地で本体を作りフライシートが無いテントもある。 人数の面で分けると1~2人用、4~5人用、10人用の大中小3つに大別されるが種類はかなり豊富にある。ただし8人以上が入れるタイプは大規模登山におけるベースキャンプ用途であり、かなりまとまった設営スペースが必要となるので一般的な登山には不適である。登山では10人以上であっても4~6人タイプのものを複数使う。

使用時期によりスリーシーズン(春、夏、秋)用と冬季用に分かれる。

テントから張り出したひもを地面に打ち込んだペグで固定する。

非常時やビバーク時などに使用されるツェルトと呼ばれる小型軽量テントもある。

代表的な登山用テント(カッコはメーカー名)

  • エアライズ(アライテント)
  • アルパインドーム(モンベル)
  • VL(プロモンテ)
  • メスナー(ニッピン)
  • フュージョン(MSR)

オートキャンプ用

運搬に自動車等をつかうため登山用と違い軽量であることはさほど重視されていない。居住性やキャンプになれていない人でも設営出来ることが重視される。ドーム型がほぼ100%の登山テントと違い様々な形状がある。ドーム型、A型、家型(ロッジ型)等。人数が登山用と同じでも一人分のスペースがかなり大きめに計算されている。タープツーバーナー等と組み合わせてテントサイトを形成することが前提となっている。中には夏場の使用を想定してメッシュタイプの蚊帳に近いものや複数の部屋が組み合わさったものもある。

登山用品店からホームセンターやデパートなど様々なところで売られているが価格・品質にかなりばらつきがある。

代表的なオートキャンプ用テント(カッコはメーカー名)

  • アメニティドーム(スノーピーク)
  • ミネルバDX(小川テント)
  • B.C.ドーム(コールマン)

運動会用

三角屋根と6本程度の足だけで構成されているテント。マーキーテント(マーキー)という。家型の大型テントで、パイプの組立式の骨組みにキャンバス地の屋根を張ったもの。通常のテントよりかなり大型で、中に人が立って活動するのに充分な高さがある。居住用ではなくイベントなどで雨と日光を防ぐためのものである。横風に弱い。そのため、脚に土のうを置いて固定することもある。最近では骨組みが蛇腹状になっており広げるだけで設営できるものもある。

固定式テント

荷さばき場や商店街のアーケード通路などで使われる。基本的に一度設営すると解体しない。設営および撤去には土木工事が必要になる。そのため骨組みはかなりごつく、布も非常に厚手のビニールや帆布製である。大きさは数十メートルになる場合もあり、

数ヶ月ごとに各地を巡回するサーカス小屋もここに含まれる。

遊牧用テント

各地を巡回する遊牧民などは簡単に設営解体できるテントを住居として利用する。

建築物としてのテント

建築学において、テント(テント構造)膜構造建築の一種として位置づけられる。ドイツの構造家フライ・オットー(Frei Otto)によって確立され、ミュンヘン・オリンピック公園のテントでれっきとした建築構造として認知されることとなった。柱・梁の数を必要としない膜状の吊構造であり、軽量・低コストで大空間を構成することができるというメリットがある。なお、鉄骨造などで壁を組み、その上に膜構造の屋根を架けるという手法もある。

テント用具

関連項目

Wikimedia Commons
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