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トミー・ボルト

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(最終更新 2007年10月28日 (日) 07:57。)

トミー・ボルトTommy Bolt, 1918年3月31日 - )は、アメリカオクラホマ州出身のプロゴルファー1950年代から1960年代にかけてアメリカツアーで活躍した。特にショットテクニックの評価が高く、専門家にも認められているところだが、ひとたび失敗すると瞬時に逆上する短気ぶりから、“瞬間湯沸かし器”と称された。

近所のゴルフ場キャディをしながらゴルフを覚えたボルトは、第二次世界大戦中は軍に所属、退役後は建築業で生計を立てた。その後1950年に32歳で全米プロゴルフ協会(以下PGA)会員となると1951年には「ノース&サウス・オープン・チャンピオンシップ」で早くもツアー初勝利を挙げた。しかしこの頃からすでに短気なボルトの悪癖が問題視される。ミスショットの度に彼のクラブは地面に叩きつけられ、林に投げ込まれ、時には池に沈められた。

1953年ラスベガスで開催された「トーナメント・オブ・チャンピオンシップ」では、同市内で「彼の成績に関係なく、ラウンド終了後に何本のクラブが残っているか」という賭けが公募されたのも、彼のクラブ破壊癖を物語るエピソードだろう。ちなみにこの賭けのあったラウンドで、彼のクラブは奇跡的に14本とも生き残った。

こうした彼の行いに対し、1957年PGAは「トミー・ボルト法」というルールを採用し、故意にクラブを破損した場合には罰金を課す事となった。このルールは3年後の1960年まで採用された。

1958年には40歳にして全米オープンに優勝した。最終日は30度を軽く越える酷暑の中プレーオフを含め36ホールをプレーし、粘るゲーリー・プレーヤーを4打上回った。

その後シニアツアーでも活躍し、2002年には世界ゴルフ殿堂の「ベテラン部門」に選出され、殿堂入りを果たした。

関連項目

参考文献

  • 夏坂健『ゴルフの達人』 日本経済新聞社、1999年、80-83頁。
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