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トヨタ・ライトエース

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(最終更新 2007年11月19日 (月) 02:21。)

ライトエース(LITEACE)トヨタ自動車で生産されているワンボックスおよびトラックである。

目次

歴史

初代 KM10系(1970年~1979年)

1970年、初代パブリカのキャブオーバー版であったミニエースの後継として、11月にまずトラック(750kg積)が発売され(KM10系)、翌年1971年2月にバンと乗用ワゴン仕様が加わる。

3K型エンジン、T系トランスミッションサスペンション、リアアクスルハウジングなど、基本コンポーネンツを2代目パブリカ(P30系)と2代目カローラ(E20系)から流用しており、この手法はミニエースと同様で、次のライトエースでもカローラ(E30系)をベースとしている。

1973年9月 バンに右側にスライドドアを備えた5ドア仕様・バンとワゴンにハイルーフ仕様を追加。

1975年11月 排ガス規制によりワゴンが廃止される。

1977年2月 トラックに後輪ダブルタイヤのジャストローを追加。

1978年2月 後期型へマイナーチェンジを実施。ヘッドライトカバーをデザイン変更とフロントナンバープレート・T(トヨタのT)エンブレムの位置がセンターに移動。エンジンも1.3Lの4K型に変更でH-KM11型へ。

ダイハツ工業へデルタ750(セブンハーフ)としてトラックのみがOEM供給され、発売された。(エンジンはトヨタ製で1971年3月発売)

2代目 M20系(1979年~1986年)

1979年10月 - 登場。キープコンセプトではあったが上級グレードに限りフロントディスクブレーキが装備されるなど、安全性などが強化される。1975年で一旦廃止されていたワゴンが復活した。インストを核とした明るめの同系色で統一された内装は大きく近代的になった。冷房装置も吊り下げ式クーラーに代わってフルエアミックスタイブのエアコンが設定された。 トラックに加えバンにもジャストローと呼ばれる後輪に前輪よりも径が小さいダブルタイヤを装着した(前輪・13インチシングル/後輪・10インチダブル)超低床デッキ仕様も設定された。 エンジンはバンとトラックが従来の1.3Lの4K型。ワゴンはタウンエースと同じ1.8L・92馬力の13T型がそれぞれ搭載された。 ヘッドライトはワゴンが角目2灯・バンとトラックが丸目2灯であった。 トラックの方はデルタ750(セブンハーフ)として1982年11月までダイハツOEM供給・販売された。

1980年12月 ワゴン中心としたマイナーチェンジを実施。電動リモコン式カスタムミラーを装備する最上級グレードFXVを追加と同時GXLにセカンド対座シートと衝撃吸収式ウレタンバンパーを設定/ワゴンに5速MTとAT車を追加/リヤクーラーも助手席後方に装備されたスーツケースタイプから天井取り付けタイプに変更され助手席後方にクールボックスが装備された。

1982年11月 マイナーチェンジで後期型へ。フロント周りを中心としたフェイスリフトで1800cc・SOHC・1C型4気筒ディーゼルエンジンが追加され,ガソリン車のエンジンもY型に変更されバンには1.6Lの1Y型、ワゴンには1.8Lの2Y型をそれぞれ搭載。(バン/トラックの1.3Lは従来の4Kが搭載され継続)ワゴンのFXVにはデジタル式メーターが装備されライトエースでは最初で最後の設定でもあった。タウンエースのトラック仕様はバン/ワゴンのフルモデルチェンジと同時にライトエーストラックの姉妹車となった。

1983年8月 ワゴンに2列シートのSWを追加。

尚、バンとワゴンは1985年9月にフルモデルチェンジを行ったがトラックの方のみ1986年まで2代目が継続生産された。

後期型には、ワゴンシリーズのCMキャラクターに所ジョージが起用されていた(「ハッピーチョイス」篇)。

3代目 M30・40系(1985年~1992年)

3代目ライトエース(欧州仕様)
3代目ライトエース(欧州仕様)
3代目ライトエースバン
3代目ライトエースバン

1985年8月 - ワンボックス車のみフルモデルチェンジ。

1986年10月 - トラックがフルモデルチェンジ。

1987年8月 - ワゴンのディーゼル車が昭和62年規制に適合。

1988年8月 - ワゴンマイナーチェンジ。TEMSがGXLにオプションで、FXVに標準で装備される。XL-7が廃止されLDが新設される。

それまでは全長が4m以下であったため、安価でフェリーを利用出来たが、この改良でバンパーが長くなり、4mを超える。 [1] [2]

画像:Http://ja.wikipedia.org/wiki/画像:PHOT0011.JPG

1989年9月 - スーパーSW、GXLリミテッド、5ドア仕様車を追加。バン・トラックのディーゼル車は昭和63年規制に適合。

1990年8月 - ワゴンにハイマウントストップランプリアアンダーミラーを標準装備化。コラムMT車は4速から5速に変更。バン・ トラックはガソリン車を平成元年規制に適合。

この3代目は日産・バネットコーチに販売台数で抜かれた唯一のモデルである。

オートエアコンの装備はなかった。

ワゴンシリーズのCMソングには吉田拓郎の「風を見たか」が使用されていた。

ワゴンのエンジンは3Y-U型1998cc・OHVガソリン、2Y型1800ccシングルキャブレター・OHVガソリン、2C-Ⅱ型2000cc・SOHCディーゼル、5K-Ⅱ型1500cc・OHVの4機種で、すべて4気筒である。バンには4K-Jエンジンもラインナップされていた。

ディーゼル車は、ワゴンのGXLとFXVのみターボ(2C-T型)が付いており、エンジンは、2WDに2Y、5K、2Cが、4WDに3Yと2Cが設定されていた。

4代目 R20・30系(1992年~1996年)

1992年1月 - フルモデルチェンジ。トヨタ店向けマスターエースが廃止になり、タウンエースと共通のボディになる。登場以後、兄弟車としてボディサイズを異にしてきたが、ここに来て統合。タウンエースベースのボディになり同車の姉妹車となる。

内装も共通化され、GXLは格納機能と補助席つきセカンドシートから回転対座機能つき正席8人乗りに、FXVのセカンドシートは、ベンチシートからキャプテンシートに変更された。また、後部座席のシートベルトが三点式(中央二点式)になった。

ラインナップの再編も行われ、グレードでは、スーパーカジュアルとスペースカジュアルの廃止、FXVリミテッドの新設、SWとスーパーSWの統合が行われた。また10月には、特別仕様車のGXLエクサーブも追加された。

ワゴンのエンジンは、先代まであった5Kと2Yが廃止され、3Y-E、2C-Tの二種類のみとなった。バンからは4K-Jが廃止された。

このモデルより、GXL以上のグレードにパワーウインドウ、エアコン、シフトインジケーターAT車のみ)が標準装備になった。オプションとしてツインムーンルーフ、ABS(AXL以上のグレードの2WD車のみ)が新たに追加された。また、ライトエースとしては初のオートエアコン(フロント・リア)も、FXVリミテッドにのみ装備された。 外観は丸みを帯び、当時のトレンドを取り入れていたが、中身の機構は1982年登場のタウンエースを流用しつづけ、足回りも大きな変化はなく、ファイナルレシオこそ異なっていたものの、ATのギア比はディーゼル、ガソリンともに一緒であった。

最上級のFXVリミテッドには、イージーエントリーシステムが搭載された。但し、ハイエースのそれが電動チルトステアリングとパワースライドシートの組み合わせなのに対し、ライトエースのものは、パワースライド機構のみであった。

ディーゼルターボ車の5MTは、トーショナルダンパー付のクラッチを採用しており、クラッチ操作が容易だった。

1993年8月 - ワゴンのディーゼルエンジンを3C-T(88馬力)に変更し平成4年規制に、バン・トラックのディーゼル車を平成5年規制に適合。
ワゴンには、LDとGXLの中間的存在であるAXL(ディーゼルのみ設定。GXLとは、回転対座機能なしのセカンドシート、セカンドシートの窓が手動スライド式、タコメーターなし、LD・SW・バン用のテールランプを使用、パワーウインドウ・リアワイパーがオプションになっている点が違う。)、
専用グリルガードとフォグランプを装備したRVグレードのGXLフィールドツアラー(ディーゼル4WD車のみ設定。スカイライトルーフの設定は無し。)、
SWに集中ドアロック、リアワイパーを標準装備にしたSWエクストラ(ディーゼルのみ設定。)を追加。
GXLはシート生地を変更。エアコンの冷媒は代替フロンに変更。

1994年8月 - ワゴンの3C-Tの出力を91馬力に変更し、平成6年規制に適合。

1995年3月 - GXLエクサーブの仕様を一部変更。

8月 - バン・トラックのガソリン車が平成6年規制に適合。

9月 - AXLにパワーウインドウ、リアワイパーを標準装備にしたAXLリミテッド追加。

12月 - GXLエクサーブの4WDをフルタイム式に変更。

5代目 R40・50系(1996年~2007年)

5代目ライトエースノア(前期型)
5代目ライトエースノア(前期型)
画像:LITEACE.JPG
5代目ライトエースバン(後期型)

1996年10月のフルモデルチェンジにあたって、乗用車仕様の名称をライトエースノアと変更。 ボンネットのあるボディになり、運転席・助手席エアバッグABSが標準装備となり、衝突安全ボディーGOAが採用される。ガソリンエンジンは、従来の3Y-Eから、DOHC3S-FEになり、出力も130馬力にアップした。

ATは、ウォークスルーも考慮され、コラムシフトが採用される。尚、従来のレバーを上下に動かすタイプではなく、前後に動かすタイプのイージーコラムシフトとなったが、MTは従来通り、フロアシフトであった。

グレード構成も変わり、AXLとLDを統合してLとなり、FXV→V、GXL→G、GXLフィールドツアラー→フィールドツアラーとなる。Lをベースに布シートにした特別仕様車も存在した。

足回りは、形式こそ先代を踏襲しているものの、ほぼ手直ししたものである。また、横跳ね上げ式5:5分割型サードシートの前後スライド機構を世界で初めて装備した。

また、同時にバンもフルモデルチェンジされ、1800ccガソリンエンジンが2Yから7Kに変更となった。また、トヨタの商用車で初めて、衝突安全ボディーGOAを採用した。

1996年11月 - トラックマイナーチェンジ。

1997年6月 - ロードツアラー追加。

9月 - Gエクサーブ追加。

1998年1月 - 一部改良。運転席にプリテンショナーフォースリミッター付きシートベルトを装備。カーナビをメーカーオプション化。 Vにキーレスエントリーを標準装備。

4月 - Gリミテッド追加。

12月 - ノア、マイナーチェンジ

ガソリン車が平成10年アイドリング規制に適合し、ディーゼル車のエンジンが3C-TE(94馬力)に変更され、平成10年規制に適合。ATはイージーコラムシフト2に変更された他、L、SW以外には足踏み式パーキングブレーキが採用され、L、SWのガソリン2WD車を除き、MT車が廃止された。また、フルフレックスロックアップ型ATの採用により、実用燃費が一割ほど向上した。

ディーゼルターボにはインタークーラーが付き、これにより、ボンネットにエアスクープが付く。

1999年6月 - バン・トラックマイナーチェンジ(名目上はフルモデルチェンジだが、販売台数の減少などから、実質上はマイナーチェンジに過ぎなかった)。ガソリン車は平成10年アイドリング規制に適合並びに5K搭載車を廃止し、ディーゼル車は平成9・10年規制に適合並びにエンジンを3Cに変更した。バンはノアと同程度の変更だったが、トラックは、内外装、コラムシフトの方式を変更した。

2000年5月 - ロードツアラーリミテッド、マイナーチェンジ後モデルのGエクサーブ追加。

12月 - マイナーチェンジ後モデルのGリミテッド追加。

2001年5月 - 発売台数1000万台を記念し、特別仕様のG10ミリオンセレクションが発売される。

10月 - 同年11月のヴォクシー販売開始に伴い、ノアの製造を終了。バン・トラックは引き続き生産。

2002年7月 - バン・トラックのガソリン車を平成13年規制に適合。

2003年 - バン・トラックの全グレードに運転席エアバッグ標準装備。

2004年8月 - ディーゼル車の生産終了。

10月 - バンにガソリン4WD車、トラックの4WD車にAT車を設定。

2007年7月 -バン・トラックをオーダーストップ。ブランド一時休止。

関連項目


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