| (国旗) | (国章) |

| 公用語 | ポルトガル語(ブラジルポルトガル語) |
|---|---|
| 首都 | ブラジリア |
| 最大の都市 | サンパウロ |
| 大統領 | ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ |
| 首相 | なし |
| 面積 - 総計 - 水面積率 |
世界第5位 8,511,965km 0.7% |
| 人口 - 総計(2004年) - 人口密度 |
世界第5位 184,101,109人 22人/km |
| GDP(自国通貨表示) - 合計(2005年) |
1兆9,432億レアル |
| GDP(MER) - 合計(2005年) |
世界第12位 7,320億ドル |
| GDP(PPP) - 合計(2004年) - 1人当り |
世界第9位 1兆4,920億ドル 8,100ドル |
| 独立 - 宣言 - 承認 |
ポルトガルから 1822年9月7日 1825年8月29日 |
| 通貨 | レアル(BRL) |
| 時間帯 | UTC (-2 ~ -5)(DST: 註1を参照) |
| ccTLD | BR |
| 国際電話番号 | 55 |
南アメリカ大陸最大の国土を持つ国である。南北アメリカ大陸で唯一のポルトガル語圏の国であり、同時に世界最大のポルトガル語使用人口を擁する国でもある。
目次 |
正式名称は、República Federativa do Brasil(ポルトガル語)。IPAでは、 [xeˈpublika fedeɾaˈtʃiva du bɾaˈziw] 。通称、 Brasil 。
公式の英語表記は、 Federative Republic of Brazil 。通称、 Brazil 。
日本語の表記は、ブラジル連邦共和国、漢字表記では伯剌西爾。通称、ブラジル。
中国語の表記は、巴西。
国号由来
国号のブラジルは、樹木の木ブラジルボクに由来する。ポルトガル人がこの地方でヨーロッパで染料に用いられていたブラジル(ブラジルスオウ、ブラジルはポルトガル語で燃えるように赤いの意)に似た木を発見し、それもまた同様に染料に使われていたことから木を「ブラジル」といい、地方そのものもブラジルと呼ぶようになった。
詳細はブラジルの歴史を参照
ブラジルは南米大陸で最大の面積を誇り、ウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイ、ボリビア、ペルー、コロンビア、ベネズエラ、ガイアナ、スリナム、フランス領ギアナと国境を接している。大西洋上のフェルナンド・デ・ノローニャ諸島、トリンダージ島・マルティン・ヴァス島、セントピーター・セントポール群島もブラジル領に属する。
国土は、流域を含めると400万k㎡にも及ぶアマゾン川と、その南に広がるブラジル高原に別けられるが、広大な国土を持つだけに色々な地形があり、北部は赤道が通る熱帯雨林気候で、大河アマゾン川が流れる。南西部には有名なイグアスの滝のある、ラプラタ川水系の大河パラナ川が流れる。他にリオ・ネグロ川、サン・フランシスコ川、シング川、マデイラ川やタパジョス川がある。
最高峰はベネズエラとの国境近く、北部ギアナ高地にあるピコ・ダ・ネブリナ山で、標高3,014メートルである。
また、日本の対蹠地に当たり、時刻と季節は共に日本とはおおよそ正反対になる。
国土の90%は熱帯地域に属す。気候は熱帯性気候、亜熱帯性気候、半砂漠型乾燥気候、高地の亜熱帯性気候、温帯性気候に分類できる。大西洋沿岸は全体的に温暖なため、リオ・デ・ジャネイロやレシフェなどのリゾート地が多い。
平均気温
四季
大統領制を敷いている。大統領及び副大統領の任期は4年で、一度限りにおいて再選が認められている。大統領は国会により弾劾されることが可能である。議会は上院・下院の二院制。現在の大統領は、左派・労働党のルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァである。東西冷戦が崩壊した1980年代末まで長年軍事政権下にあった。軍事政権下の当時から現在にいたるまで、与党内部や官僚の腐敗や汚職が広まったままである。借金大国であることを気にしていないことも問題である。
与党である労働者党(PT)の他に、同党と連立を組んでいたブラジル民主運動党(PMDB)と社会大衆党(PPS)などがある。与党首脳部の間における他党議員の買収、不正資金の調達、選挙での裏金作りなどの疑惑が出て以来、与党の存在感が低下している。
2003年1月にルーラ政権が発足した。「飢餓ゼロ」計画を打ち上げ、貧困家庭向けの食料援助や援助金制度などを推進した。貧困家庭の生活水準改善を着実に進め、経済発展に取り残されていた内陸部へのインフラ整備も進みつつある。外交面では、南米統合へのリーダーシップも発揮した。2006年6月24日にルーラ大統領は、政権与党の労働党の全国大会で大統領候補指名を受託し、10月の大統領選挙で貧困層の圧倒的な支持を得て再選した。
投票は18歳から70歳までの読み書きができる全ての国民に義務付けられている。希望すれば16歳以上、もしくは70歳を超える国民や読み書きのできない国民も投票することができる。
詳細はブラジルの州を参照
ブラジルは26の州(エスタード)と1つの連邦直轄区(首都ブラジリア)から構成されている。
代表的な都市
第二次世界大戦後、特に1980年代後半の冷戦終結後は南アメリカの大国としてアルゼンチンやパラグアイなどの近隣諸国のみならず、アジアやアフリカ、中近東諸国などとも全方面外交を行い、WTOやメルコスールなどを通して積極外交を行う他、国連改革を積極的に推進する。国連安全保障理事会の常任理事国入りを日本やインド、ドイツなどとともに狙っているとされる。旧宗主国のポルトガルとも強い絆を保っている。
ブラジルは主権の相互尊重の原則を根拠に対等な外交施策をとることで知られている。米国政府がテロリスト対策の一つである新入国管理制度で、ブラジルを含む二十五カ国から入国する者に顔写真と指紋の登録を実施したのに対抗し、ブラジル政府は、2004年1月1日から報復として入国する米国人を対象に、顔写真と指紋の登録を実施した。 また、ブラジルは南米で唯一日本人が短期滞在のために入国するときにビザが必要な国である。これも、日本政府がブラジルからの入国に対してビザを求めていることに対する対抗措置である。
活発な交流
移民
民間・経済交流
ODA
周辺諸国との軍事的緊張関係には無いものの、国土が広大なこともあり南アメリカで最大規模の軍事力をもつ。陸軍、海軍、空軍と軍警察が存在する。軍事政権期核開発計画を進めていたが、1988年放棄を宣言。1990年代まで軍政下にあった事もあり、現在もそれなりの存在感を持つものの、その影響力は比べ物にならないほど小さいものとなっている。なお、第二次世界大戦に連合軍として参戦した際には、陸軍がヨーロッパ戦線へ派遣されている。近年は国連のPKOに積極的に派遣されている。
また、各種軍用機や軍用車両の国産化が進んでおり、特に軍用機は南アメリカの周辺国のみならず、ヨーロッパや中東諸国、オセアニアにも輸出されている。
詳細はブラジルの経済を参照
安価な労働力と豊富な天然資源により、ブラジルは2004年度の国民総生産(GNP)で世界第9位に位置し、南半球および南アメリカの国家における最大の経済規模を有する。第二次世界大戦後の1950年代以降急速な経済発展を遂げ、1960年代後半から、毎年10%を超える成長率を見せ、ブラジルブーム(安い人件費で腕の良い熟練の労働者が得られる、豊かな資源がある)となる。
これによりアメリカやヨーロッパ、日本などの先進工業国からの直接投資による現地生産や合弁企業の設立も急増し、自動車生産や造船、製鉄では常に世界のトップ10を占める程の工業国となったが、1950年代後半に当時のジュセリーノ・クビチェック大統領の号令下でスタートした首都ブラジリア建設の負担や、1970年代初頭のオイルショックなどで経済が破綻した。
これらの結果1970年代後半には経済が低迷し、同時に深刻な高インフレに悩まされるようになり、これ以降、1980年代にかけてクライスラーや石川島播磨(現・IHI)など多数の外国企業が引き上げてしまう。また先進国からの負債も増大した。
1990年代に入ってからはインフレも安定し、カルドーゾ政権下では安定成長を遂げ、現在ではロシア・中華人民共和国・インドと並んで「BRICs」と呼ばれる新興経済国群の一角に挙げられるまでに経済状態が復活した。重工業、中でも航空産業が盛んで、1969年に設立された国策会社のエンブラエルは現在、小型ジェット機市場の半分近いシェアを誇り、一大市場である欧米諸国をはじめとする世界各国へ輸出されているなど、その技術力は高い評価を得ている。
しかしながら、公衆衛生、教育などの公共サービスの水準は先進諸国に比べ低く、経済状態の復活を受け、近年急速に改善されつつあるもののいまだに貧富の格差が大きい状態や、沿岸部と大陸内部の経済的な地域格差は未だに改善されておらず、早急な改善が期待されている。
また、GDPに於ける税の割合は30%を超えており、BRICs諸国で突出している。これは、貧困層への援助(食糧配給)のために課税が行われているが、高い税率に嫌気がさしている富裕層からは現政権に対して不満の声があがり始めている。しかし、医療や福祉・教育水準の改善、地方への生活インフラの整備が着実に進んでおり、大統領の支持率は高い。
農業では、かつてはブラジルボクやゴムの生産を中心とした。ブラジルボクはポルトガル語でパウ・ブラジルと呼ばれ、赤茶色の木地を持つ、堅く重たい木である。当時、赤の染料が貴重であったことから、赤の染料の原料となるこの木の経済価値が高かった。現在でもパウ・ブラジルでできた土産物などが現地で売られている。19世紀までブラジルはゴム栽培を独占し、アマゾン川中流域のマナウスは大繁栄した。
プロデセール
牧畜
サトウキビとコーヒー
焼畑農法
日系移民者の貢献
ペトロブラスは、元々ブラジル国営企業として成り立っていたが民営化プロセスに成功、その後企業は急拡大し、カナダのオイルメジャーを買収。欧米のオイルメジャーと張り合える存在となっている。ペトロブラスには、深海での石油開発能力、技術力において他メジャーよりも先行しており、未開発な箇所が多い深海油田をめぐり優位な立場で開発をおこなうと見られる。他、サトウキビ栽培によるバイオエタノール生産では2007年現在唯一、内需より生産量に余裕があり、輸出を行える状況にある。世界としてのバイオエタノール市場において、ブラジルが占める割合は7割以上に達する。エネルギー資源の確保について世界的に問題が深刻化するであろう今後にとって、ブラジルのエネルギー市場での存在感が2000年代初頭より、急激に大きくなっている。
発電方法
旅客及び貨物輸送の約85%を道路輸送に依存しているが、国土が広大なことより古くから航空運送が盛んな上、長い海岸線や豊富な河川を元にした水上輸送も盛んに行われている。
陸運
第二次世界大戦後は自動車の一般層への普及が進むとともに、高速道路網が急速に発達した。自動車の燃料として1970年代後半より政府主導の下アルコールが普及しており、多くの自動車メーカーがアルコール燃料車を用意しており、大抵のガソリンスタンドでアルコール燃料車にアルコールを入れることができる。最近ではフレックス燃料車(ガソリンや、アルコールを入れても動かせる車、混入可)が注目されている。
現在の道路の総延長距離は165万kmであり、旅客及び貨物輸送の約85%が道路輸送に依存している。サンパウロやリオ・デ・ジャネイロ、ブラジリアなど都市部近郊の道路、および幹線道路の殆どが舗装整備されており、また、第二次世界大戦後の自動車産業の発達と一般層への普及に併せて、沿岸都市部を中心に高速道路網が急速に発達した。
航空
国土が広大なために古くから航空網が国中に張り巡らされており、現在国内に2000を超える空港を有しており、アメリカやロシアなどと並ぶ航空大国として知られている。特にサンパウロ-リオ・デ・ジャネイロ間のシャトル便は世界有数の運送量を誇る。近年では元々はローカル線専門であったTAMブラジル航空と、元々はフラッグ・キャリアであった老舗のヴァリグ・ブラジル航空を傘下におさめた新興航空会社のゴル航空の二社を筆頭に、格安航空会社がその勢力を伸ばしている。
初等教育と中等教育(日本における高校以上の教育)、高等教育(日本における大学)からなり、義務教育は8年。義務教育年齢の児童の中、学校に行っているものの率は約97%となっている[1]。1990年代から中等教育を受けるものが急増している。
なお、サンパウロやリオ・デ・ジャネイロなどの大都市には日本人学校(小学校、中学校)がある他、日本人子弟向けの幼稚園も存在する。
ブラジル人は大きく4つのグループに分かれる。トゥピ・グアラニー語族の言葉を話す先住民、植民当時のポルトガル系、アフリカからの黒人奴隷の子孫、そして19世紀半ばからブラジルに定住するためにポルトガル以外のヨーロッパ、中近東、日本を中心としたアジア系移民である。
ヨーロッパ系ブラジル人の多くは元ポルトガル人で、ポルトガル人と原住民、黒人奴隷との雑婚が普通である。後に続くイタリアやドイツ、ユダヤ系、ロシア系、アラブ系などのヨーロッパ系や日本や中国などのアジア系移民の波が、多様な民族と文化の形成に貢献し続ける。ただし北東部は黒人が多く、南部はイタリア系やドイツ系が多いなど、多少地域差も見られる。
公用語はポルトガル語で、ブラジル生まれの国民のほとんどにとっての母語でもある。ただ、外国からの移民第1世代の中には、イタリア語やドイツ語、日本語や中国語なども使う者も多く、ブラジル生まれの2世以降においても家族や各種教育機関においてこれらの言語を習得し、これらの言語に堪能な場合が少なくない。また、ブラジルで使われるポルトガル語はブラジルポルトガル語と言われるほど本国ポルトガルのポルトガル語とは異なっているが、日本はポルトガル語圏諸国の中ではブラジルとの交流関係が圧倒的に多いため、あえてポルトガルのポルトガル語と特記されていない限り、日本国内の語学教科書や語学講座で教えられているポルトガル語はブラジルポルトガル語であると考えて差し支えない。
ブラジル人の約80%は、カトリックの信者で、他にはプロテスタントやアフリカの宗教に起原する宗教、仏教やさまざまな新興宗教などがある。
詳細はブラジル料理を参照
食事
アフリカからの奴隷の食事がルーツといわれるフェジョアーダや、肉料理のシュラスコ、ブラジル風コロッケ「コシンニャ」など、豊富な肉や野菜、魚介類を基にしたブラジル料理が日常的に食べられている。
また、 ヨーロッパなどからの移民や20世紀以降の日本人をはじめとするアジア系移民など、様々な人種が融合していることもあり、都市部を中心にイタリア料理やドイツ料理、中華料理や日本料理など様々な国の料理が味わえる。特にイタリア料理のレベルは高いとされている。
酒類
主にドイツ系移民がもたらしたビールの生産、輸出国としても知られており、ブラマ社やアンタルチカ社のビールは日本やヨーロッパ、アメリカ諸国に輸出されている。また、南部では同じくドイツ系の移民やイタリア系の移民を中心に、その気候を生かしてワインの生産も古くから行われている。また、日系人が設立した現地企業が日本酒「東麒麟」を生産している。
ソフトドリンク
コカ・コーラやペプシなどの他にガラナを使用したソフトドリンク(ガラナ飲料)が広く飲まれており、日本やアメリカなどの各国へ輸出もされている。また、1970年代にヤクルトが現地生産を開始し、現在はスーパーマーケットなどで購入することが出来る。
ブラジルの文化は、インディオと呼ばれる先住民やヨーロッパやアフリカ、アジアからの移民などが持ち込んだ様々な文化が織り成すモザイクだと評されることが多い。古くから音楽や建築、スポーツなどの分野で世界的に高い評価を受けることが多く、世界的に有名なミュージシャンやスポーツ選手、芸術家を多数送り出している。また、多彩な文化的なバックグラウンドを持つ国民を対象にした広告表現などでも近年では高い評価を受けている。
詳細はブラジルの文化を参照
毎年2月頃の四旬節の前に、国中の市町村でカーニバル(ポルトガル語では"カルナヴァウ"と発音する)が祝われる。期間中は国中を挙げ、徹夜でサンバのリズムに乗って踊りまくる。酒に酔ったための喧嘩や飲酒運転による自動車事故、心臓麻痺などで毎年数百人規模の死者が出ることでも有名である。
特にリオ・デ・ジャネイロで行われるカーニバルは世界的に有名で、世界各国から多くの観光客を呼び寄せている。サンバ学校単位によるパレードが目抜き通りで行われ、一番高い評価を得たサンバ学校が優勝する。
| 日付 | 日本語表記 | 現地語表記 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1月1日 | 元日 | Confraternização universal,Ano Novo | |
| 1月20日 | 聖セバスチャンの日 | São Sebastião | リオデジャネイロのみ |
| 1月25日 | サンパウロ記念日 | Aniversário de São Paulo | サンパウロのみ |
| 4月23日 | 聖ジョージの日 | São Jorge | リオデジャネイロのみ |
| 5月1日 | メーデー | Dia do Trabalho | |
| 9月7日 | 独立記念日 | Dia da Independência | |
| 10月12日 | 聖母アパレシダの日 | Nossa Senhora de Aparecida | 子どもの日としても祝う |
| 11月2日 | 死者の日 | Dia de Finados | |
| 11月15日 | 共和国宣言記念日 | Proclamação da República | |
| 11月20日 | パルマレスのズンビの日 | Zumbi dos Palmares, Dia da Consciência Negra | リオデジャネイロのみ |
| 12月25日 | クリスマス | Natal |
軍事政権下で報道の自由はある程度制限されたものの、民政化された現在では完全に自由な報道が行われている。新聞はオ・グロボなどの全国紙の他、スポーツ専門紙などがある。また、専門紙や雑誌をはじめとするスポーツメディアの中でも、特にサッカー専門メディアについては世界的に高い評価を誇る。近年では衛星放送やインターネットの普及が急速に進んでいる。
詳細はブラジルのスポーツを参照
サッカーやF1などのモータースポーツ、バレーボールやブラジリアン柔術などの格闘技が強いことで世界的に知られており、これらのスポーツにおいて数々の世界チャンピオンに輝いているほか、著名なスーパースターを多数輩出している。
サッカーが非常に盛んである。クラブ選手権レベルでは、UEFAチャンピオンズリーグの優勝クラブを退けて過去3度トヨタカップ王者となったサンパウロFCの他、パルメイラスなどの世界有数の強豪が揃っている。FIFAワールドカップにおいては、ブラジル代表サッカーチームが、現在のところワールドカップの第一回大会以降、本大会に連続して出場している唯一の代表チームであり、大会史上最多である5度の優勝を誇る。優勝候補の常連国で、世界最強の名をほしいままにしている。
人材の面でも、古くはレオニダスやペレやガリンシャ、トスタンやザガロ、そしてジーコやソクラテス、ロマーリオ、カフー、ロナウド、ロベルト・カルロス、リバウドをはじめとするサッカーの歴史に残る選手を多数輩出しており、自他ともに認めるサッカー大国である。
ブラジル代表
ブラジル代表チームのユニフォームはカナリアイエローを基調としており、ブラジル代表チームは「セレソン」もしくは「カナリア軍団」と呼ばれる。日本のメディアにおいては後者がしばしば用いられるが、ポルトガル語では「カナリア」という発音に似た単語「カナーリャ(カナージャ)」というものがある。これは「ばか者(集団)」という意味を指し、否定的な意味で捉えられる。そのため、ブラジル国内ではブラジル代表をこのような呼び方をしない。ブラジルにおいては、ブラジル代表に敬意を表するため前者を用いる。
ちなみに「セレソン」というのは「代表」という意味を持ち、サッカーが国技化しているブラジルにおいては「セレソン」という称号は栄誉そのものである。それを知ってかワールドカップドイツ大会が開幕した前後の日本の一部のマスメディアでは、ブラジル代表を「セレソン」という表記を使う所も現れている。詳細はブラジルのサッカーを参照。
またブラジル国民は名実ともに世界最強であるブラジル代表チームに対して特別の感情を抱いており、負けると選手や監督に多くの批判を浴びせる。近年では1990年のFIFAワールドカップイタリア大会の決勝トーナメント初回戦で敗退した際に、帰国時に激怒した国民から襲われるという危険性があるために、監督を含めメンバー全員の帰国日時、ルートが極秘にさればらばらに帰国したケースがあるほか(実際に監督の親族の家が襲撃されたために親族は一時的に避難した)、「歴代最強チーム」と呼ばれ大きな期待がかけられた2006年のFIFAワールドカップドイツ大会において決勝トーナメントでフランスに敗れたことに国民が激怒し、帰国する選手達に空港でブーイングし、最も期待がかけられていた選手のロナウジーニョの像を燃やすほどである。これはブラジルチームが毎年優勝候補の一角となり大きな期待を背負うからでもある。
その国民のサッカーに対する情熱を語るエピソードが1950年に自国ブラジルで開催されたFIFAワールドカップブラジル大会の決勝戦だろう。引き分け以上で優勝が決まる最終戦でウルグアイに逆転負けし、ブラジルサッカー史上過去最高の自殺者、ショック死(優勝したしないに関わらず、ほぼ毎回発生すると報道されている)や失神する人が発生するほどの事態となった(詳細はマラカナンの悲劇を参照)。
富裕層を中心に古くからモータースポーツが盛んで、南東部と南部を中心に国際規格を満たした規模の大きなレース用サーキットを多数持つ。それらのサーキットにおいては、シボレー(ゼネラルモーターズ)など大手自動車会社の後援で各種の選手権が行われており、加えてサンパウロ市郊外のインテルラゴス・サーキットでは毎年F1世界選手権が開催されている(以前はリオ・デ・ジャネイロでも行われていた)。
レーシングドライバーの面では、ブラジルの英雄であり日本でも高い人気を誇ったアイルトン・セナや、ブラジル初のF1チャンピオンとなったエマーソン・フィッティパルディなど、数々のF1チャンピオンを輩出した他、北米におけるインディ500やCART、IRLといったレース・選手権においても、上記のエマーソン・フィッティパルディ、ジル・ド・フェラン、クリスチアーノ・ダ・マッタら、多数のチャンピオンを生み出しており、著名なレーシングドライバーを幾人も輩出したイギリスやイタリア、フランスと並ぶモータースポーツ大国である。
ブラジル人レーシングドライバー
バレーボールやビーチバレーも盛んであり、男子・女子ともにオリンピックや世界選手権の上位を常に占めるなど、世界レベルの強さを誇る。
他にもブラジリアン柔術などの格闘技やテニス、ウィンドサーフィンやハンググライダーなど、多様な文化と広大な国土を背景に様々なスポーツが行われている。後はサンパウロなどの都市部では野球も行われている。
その他ブラジルオリジナルのスポーツとしては格闘技、ダンス、音楽がミックスされたカポエィラがある。
| アングロアメリカ: | アメリカ合衆国 | カナダ |
|---|---|
| 中央アメリカ: | エルサルバドル | グアテマラ | コスタリカ | ニカラグア | パナマ | ベリーズ | ホンジュラス | メキシコ |
| 西インド諸島: | アンティグア・バーブーダ | キューバ | グレナダ | ジャマイカ | セントクリストファー・ネイビス | セントビンセント・グレナディーン | セントルシア | ドミニカ共和国 | ドミニカ国 | トリニダード・トバゴ | ハイチ | バハマ | バルバドス |
| 南アメリカ: | アルゼンチン | ウルグアイ | エクアドル | ガイアナ | コロンビア | スリナム | チリ | パラグアイ | ブラジル | ベネズエラ | ペルー | ボリビア |
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