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かつて存在した国内・海外模型メーカーの一覧を「プラモデルへ記載すべきか、不要か、または模型用語の一覧へ移動させて残すか、現状のまま維持か」ノート:プラモデルで議論中です |
プラモデルは玩具の一種。正式には「プラスチックモデルキット」と言う。キットと呼ばれる組み立てることができるプラスチックの部品と、組み立て説明書とを紙箱に詰めたセット状態で売られていることがほとんどであるが、小型のものについてはブリスターパックやビニール袋に入れて売られている場合もある。プラモと略されることも多い。
もともとはイギリス軍が車両識別の教育用に考案したもので、これが娯楽として定着した。このためか「完成品が実物に近いほど価値が高い」とされる。
なお、「プラモデル」はプラスチック製の模型などを指定商品として、日本プラモデル工業協同組合が所有する登録商標であり、プラスチックモデルという普通名称の略称ではない和製英語。(普通名称の略称であれば商標登録されない。)
モデラー
基本的な定義として、プラモデル製作を趣味とする人のことをモデラー、それを職業とする人をプロモデラーと呼ぶことがある。投機や転売を目的としてプラモデルを購入するだけの者は、モデラーの範疇に含まれない。
また、制作意図の有無より、希少価値のあるキットを金に糸目を付けずに蒐集する目的のみを優先させる者はコレクターと呼ばれる。転売屋の主なターゲットはこの手の蒐集家である。
製作目的だが製作ペースが明らかに購入ペースに追いつかない者を、自虐的、もしくは揶揄してストッカーや積んどくモデラーと称する場合もある。在庫保有には個人差もあるが、パッケージにして数十個から二階建て建て売り住宅一軒分以上に及ぶケースも有り、半永久的に製作されない固定在庫が家庭内不和の原因になっているケースもみられる。[要出典]
内容物
基本的には、ランナーと呼ばれる枠に繋がった状態の部品、組み立て説明書(塗装する場合の色指定が併記されている場合もある。設計図と誤称されることもある。)、接着剤(最近の模型では付属しない場合が多い。接着剤を使用せずに組み立てられるプラモデルはスナップフィット・キットと呼ばれる。)である。その他にも、デカール(シールの場合もあり)や、組み立てる際に必要となるもの(ネジ止めが必要なプラモデルには簡易ドライバーなど)が付属する場合もある。これらが商品のイラストや完成写真等を印刷したボール紙の箱に箱詰め(まれに袋入りのものがある)され、出荷されている。
作り方・楽しみ方
プラモデルを購入した人はランナーから部品を切り取り、説明書に従って接着剤で部品を接着しつつ、組み立てていく(接着剤が不要な場合もある)。その後デカールやシールを貼ったり、専用の塗料で塗装をしたりする。
プラモデルの製作には、製作過程を楽しんだり、情景をミニチュアで再現してジオラマを作ったり、その写真を撮ることを目的とする。また、ゼンマイを内蔵させたり、ミニ四駆などのモーターで走らせる事ができるプラモデルであれば、他の人が作った物と競争をさせたり等、さまざまな楽しみ方がある。
キットとして売られている物ではなく、別の物に改造したり、シリーズ物を揃えて並べたりすることも多い。
商標としてのプラモデル
プラモデルという名称は、マルサンが1959年(昭和34年)に商標登録したもので、他のメーカーは「プラ模型」「プラキット」など言い方を変える必要があった。商標権はマルサン(改めマルザン)倒産(1968年(昭和43年))に際し大手問屋の三ツ星商店に売却され、1975年(昭和50年)日本プラスチックモデル工業協同組合に移譲された。現在は各社自由に使ってかまわないことになっており、一般化している。メーカーではバンダイとアオシマが自社製品のキャッチコピーに使用していた。
用途による分類
- ディスプレイキット(ディスプレイモデル)
- 完成品を展示(ディスプレイ)することを目的としたもの。
- モーターライズキット(モーターライズモデル)
- 乾電池などの動力源と電動のモーター(以前はゼンマイ)などの駆動機関を内蔵または外装したもの。
製法による分類
- インジェクションキット(射出成形キット)
- 金型の中に熱で溶けたプラスチックを高圧で流し込んで成形されたキット。大量生産に向き、パーツの精度も高い。製造には精密な金型と、大掛かりな射出成型の設備が必要となるためにイニシャルコストが高いのが難点。製法上、パーツに金型の合わせ目であるパーティングラインが生じる欠点もある。樹脂の通り道であるランナーがあるのが射出成形品の特徴である。ゲートはピンゲートにすることで小さくなるが、樹脂の通り道が小さくなるため、生産性が犠牲となる。金型は定期的に整備を続ければ長持ちし、事実40年以上生産され続けているキットもある。一般的なインジェクションキットの他、樹脂や軽合金を型に使った「簡易インジェクションキット」という物もあり、これは型の寿命が短い代わりにコストを下げることができるため、マニア向けの少数生産キット製造の手段として用いられることが多い。通常のインジェクションキットより部品の精度が劣る物が多いが、一部のチェコ製合金型のものは通常のインジェクションキットに迫る出来の物もある。
- バキュームフォームキット(真空成形キット)
- 熱でやわらかくしたシート状のプラスチックを、型に押し付けて成形したキット。通称「モナカ」。単純に押し付ける手法をヒートプレスと呼び、プラスチックシートと型の間の空気を吸い出して密着させる手法をバキュームフォームと呼ぶ。(例:卵の透明プラスチックケース)型が1枚で済むので少ない設備投資で成形できるが、大量生産にはあまり向かない。比較的、流線型の成形に向くこともあり、マイナーな航空機がこのバキュームキットで販売される傾向にあるほか、RCカーのポリカーボネート製ボディはほぼこの製法を用いる。成型品はかなり肉厚が薄くなるため補強が必要であるなど製作難易度は高い。また細部など真空成形の困難な部品はインジェクションやレジン、エッチング等のパーツが組み合わされる場合が多い。
- 押出成形
- 熱で溶けたプラスチックをダイと呼ばれるノズルからトコロテンのように押し出して成形する。断面の形が同じものを無限に成形できる。プラモデルのキットが押出成形されることはまずありえないが、各種プラ棒・プラ板がこの成形方法である。
歴史
日本における歴史
戦後まもなく進駐軍と共にアメリカから渡ってきたプラモデルは、日本の木製模型会社の目にも止まりそのうちの何社かはプラモデルメーカーとして歩み出した。国産初のプラモデルとなったのは、1958年(昭和33年)にマルサン商店から発売された潜水艦ノーチラス号である。
※ただしこの解釈には異論もある。詳細はマルサン商店#最初の国産プラモデルを参照のこと。
1950年代後期から1960年代は戦記映画の人気、雑誌・出版物での第二次世界大戦戦記特集に後押しされた軍艦や飛行機などの実物の縮尺模型が主だったが、今井科学(後のイマイ)による「サンダーバード」シリーズの大ヒットによりキャラクターモデルという分野が確立した。
その後のスーパーカーブーム、ブルートレイン・エル特急ブームでもプラモデルはブームの一端を担った。
「ガンダム」ブームではプラモデルは主役の座を得て、それに続く種々のキャラクターモデルもヒットした。さらにミニ4駆ブームが続いたが、その後はブームらしいブームは起きていない。このことについては食玩に限らず塗装済みの完成品が安価になっていることも要因とみられる。 ガンダムプラモデルの安定した地位とは裏腹に飛行機やAFVなどスケールモデルなどは衰退の一歩をたどっている。タミヤなどは模型市場の縮小の影響や原油高騰の為、模型や塗料など値上げを2006年から着々と進めている。
近年、上記の完成品やガンプラ、ガレージキットの影響か、スケールモデルを扱う雑誌などでは「インジェクションキット」と呼んでこれらと区別されることもある。
模型製作に用いる工具
模型製作にはさまざまな工具を用いる。もちろん、全てを利用しなくても製作は可能であるが、基本中の基本としてプラモデル用のニッパーはあったほうが望ましい。
- ニッパー
- ランナーから部品を切り離すのに用いる。金属用ニッパーでは切断面が潰れたようになるため、プラモデル専用のニッパーが望ましい。家庭にある爪切りで代用したという事例をよく耳にするが、人間の爪より硬いプラスチックに用いると殆どの場合直ぐに爪切りの歯が使用に耐え切れず駄目になってしまっている。模型用の歯の薄い製品は強く握ると歯が痛むので丁寧に扱うと良い。真鍮線やエッチングパーツなど金属を切断する場合は刃こぼれを防ぐため、金属用のニッパーを用いる。又、一部ガンプラは、ニッパーを使用しなくても簡単にランナーから部品を切り離せる物がある。
- 接着剤(セメント)
- 部品同士を接着するために用いる。材料を溶かし、溶剤が蒸発して硬化することで接着される。以前は接着剤が必要なプラモデルには付属している場合が多かったが、現在では一部の外国製キットを除いて付属しておらず、別途購入して置く必要がある。樹脂分を含む「トロトロ型(貼り合せ型)」と溶剤分だけの「サラサラ型(流し込み型)」とに大別され、また、後者は石油系溶剤を含まないリモネンを主成分にした物も増えており、有機溶剤の匂いがきつくないなどの利点があるため、使用するモデラーも増えてきている。また、最近のガンプラ等のプラモデルでは接着剤を使用しなくても製作可能なスナップフィット・キットがほとんどである。
- 瞬間接着剤
- 「シアノアクリレート」という特殊な樹脂が主成分の接着剤であり、空気中などの水分と急速に反応し、数秒から数十秒で硬化する。金属との接着のように、溶剤に侵されない材質や、異なる材質同士を接着する場合に用いられる。近年はプラモデルでも再現性向上のためにエッチングパーツなどの異素材部品を含む物が多く、製作の必需品となっている。ただし透明パーツなどに使ったり近くにおいてあると、接着剤の成分で"曇って"しまうので使用はできない。
- ピンセット
- 小さい部品を掴んだり、手の脂が付着するのをさけるため、シールやデカール等を貼る際に用いる。
- カッター(Pカッター、けがき針等を含む)
- 部品の切断・加工やモールドを彫刻するためなどに用いる。使用する際はカッター台を用いたほうがよい。
- 金属やすり、紙やすり
- 部品の表面を削ったり整えたりするために用いる。
- パテ
- 部品のへこみなどを埋めるために用いる。また、プラモデルの外形を一部作り変える際にも用いられる。硬化した後にカッターなどで切削・成形する事が可能である。プラモデル製作で使用されるのはラッカーパテ、エポキシパテ、ポリパテ(ポリエステルパテ)の3種類が多い。最近では可視光線硬化型パテや瞬間接着パテも発売されている。これは硬化までの時間が短く用途によっては非常に便利である。
- ラッカーパテは、文字通りラッカー系溶剤を含み、溶剤が揮発することで硬化する。この際、溶剤が揮発した分の体積が減少する(肉痩せ、あるいはヒケという)。従って分厚く盛る場合には向かず、傷や部品のヒケの修正などに用いられることが多い。プラパテと呼ばれることもある。
- エポキシパテは、粘土状の2種類の基剤をほぼ同量混和して用いる。数十分から数時間で硬化する。ヒケはあまり起きない。種類によっては完全に固まるとかなり硬くなるので、適度な硬さの段階で切削すると加工性がよい。2種類のパテが均一になるよう混ぜ合わせるのが使用上の注意である。模型用のほかに木工用や金属用のものが市販されている。エポキシパテの成分はエポキシ樹脂項目を参照。皮膚が弱い場合には手袋必須である。
- ポリパテは、主剤に硬化剤を練り込んで使用する。硬化時間は硬化剤の割合や気温によって変化するが、数分から数十分と早い。臭気が強いので換気必須である。
- 可視光線硬化パテ(光硬化パテ)は、太陽光や蛍光灯の至近距離に近づけると短時間で硬化する。硬化が早く、作業の効率化に大いに役立つが、場合によっては盛ってから1分とたたないうちに固まってしまうため、手早い作業か必要。現在最も高性能なパテといえるが、値段も通常のパテよりも高い。
- 瞬間接着パテは、液剤と粉末を混合すると数秒~数十秒で硬化する物で、作業が早い反面、物性的に脆い。
- ピンバイス
- 細いドリル刃(0.1ミリ~3ミリ程度)等の小径の棒を摑むためのグリップ。もっぱら部品に穴を開ける際、ドリルを回すために使う。
- プラモデル用(ホビー用)のこぎり・レザーソー・糸のこぎり
- 部品を切断するために用いる。改造する際に使われることが多い
- 塗料
- プラモデルを塗装するために用いる。ラッカー系、アクリル系、エナメル系等いくつか種類がある。塗料はその特質を知って使いこなすことが重要である。
- ラッカー(揮発アクリル)系塗料は、日本で多用されており、強固な塗膜が形成できる利点がある。車用などの溶剤の強い物は樹脂を溶かすので模型用以外の製品を利用する場合などは注意。溶剤の臭いや毒性が強く、長時間吸入すると中毒を起こす。また揮発性、引火性が強いことにも注意。
- 水性アクリル系塗料は、水で希釈することも可能だが乾燥時間が増し光沢面に塗れなくなることもあるので、プラモデルに塗る場合は専用溶剤(アルコール系)で希釈することが多い。臭いや毒性はラッカー系より抑えられている。引火性も低く安全性が高いものの、塗膜はラッカー系より弱く、上からラッカー系塗料を塗ると侵される。
- エナメル系塗料は、専用の溶剤(工業ガソリン系)で希釈する。上記2種類の塗料と異なり、塗装後空気に触れることで化学反応が起き固化する。エナメル系塗料は乾燥が遅く筆塗りでもムラができにくい利点がある。乾燥後の塗膜は光沢に優れる。多湿な日本の気候には不向きだが欧米では一般的な模型用塗料として用いられている。また他種の塗料の塗膜を侵さない事からウェザリングに用いられる事が多い。ただし下地がつや消しの場合、顔料が染み付いて取れなくなることがある。塩ビ(ソフトビニール製キットやポリキャップなど)は侵され劣化するので避けた方がよい。最近、紫外線をカットするクリアー塗料の上に塗布した場合に白化する現象が話題となった。
- 他に、絵画用のアクリル絵具や油絵具、パステル、コピックなども用いられる。
- エアブラシ
- 以前は絵画用の高価な物が多く一般的ではなかったが、近年は模型メーカーから比較的低価格の製品が発売される様になった。
- マスキングテープ
- 塗装の際、塗り分けを行うために色をのせない部分を覆って色が付かないようにする粘着剤つきの紙テープ。仮組みなどの際に粘着力の低いテープとしても用いる。また、塗布することで柔軟なマスキング膜を形成する液状のマスキングゾルという商品もある。
- サーフェイサー
- ヤスリがけで付いた表面の微細な傷などを埋める為や塗料の食い付きを良くする為に使われる。主に塗装の前段階として用いる。筆塗りの他、缶スプレーやエアブラシを用いて吹きつけて使用する。市販されている物の主な成分は溶液に溶いたラッカー系パテ(溶きパテ)とほぼ同様の物である。傷やヘコミなどを見分けやすいグレー色が一般的だが、フィギュアなど用にホワイトや肌色の製品もある。細かい彫刻が潰れることを嫌い、使用しないモデラーもいる。
よく使われる素材
- ポリスチレン(PS = Poly-Styrene)
- プラモデルの材料としては最も多く使用される。プラモデルで「プラ」といった場合、広義では合成樹脂一般(ABSなども含める)をさすが、狭義ではポリスチレンのみをさす。エナメル系溶剤に侵食され、劣化する性質がある。透明のものは飛行機キットのキャノピーや自動車キットの窓ガラスなどに用いられるが、しなやかさがなく、非常に砕けやすく、瞬間接着剤などで白濁することも多い。田宮模型やエバーグリーンブランドの各種素材もポリスチレンである。ドイツ語であるスチロール"Styrol"と呼ばれることもある。
- ABS(ABS = Acrylonitrile-Butadiene-Styrene)
- アクリロニトリル、ブタジエンゴム、スチレンを混ぜたもの。配合比率によって物性に差はあるが、ポリスチレンよりも割れにくく磨耗も少ない。このため、負荷のかかるキャラクター模型の関節部や動力模型のシャーシ(ミニ四駆や電動RC)などのパーツがABSで成型されることが多い。溶融接着には専用の接着剤を必要とする。また切削性もポリチスチレンよりも粘り気が強い。模型用ラッカーで劣化したという事故報告もある。このため敬遠するモデラーも少なからずいる。
- ポリエチレン(PE = Poly-Ethylene)
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- いわゆるポリキャップとしてロボットキットなどの関節部ヒンジに多用される軟質樹脂。柔軟性が高く磨耗が少ない反面、ほとんどヤスリがけができない、そのままでは塗装もできないといった欠点もある。
- その他の樹脂
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- アサフレックス - スチレン系の合成樹脂。曲げると変形が残る程度の柔軟性で、塗装も接着もできる。
- エラストマー - ゴムに近い性質だが、射出成型が可能なスチレン系樹脂。
- 金属類
- エッチングパーツや自動車のシャフト、ギアボックス、ネジなど各種金属が補助的に使用される。
分野
大まかに分けると実在もしくは実在しえたもの(飛行機・艦艇・戦車等の計画兵器等)を扱ったスケールモデル、SFやアニメ等を扱った架空ものの二系統がある。スケールモデルにはディフォルメされたものも含める場合がある。
例外的な分野としてフィギュアモデルもあるが、これはプラモデルと言うより、レジン製等のガレージキットがメインである。
スケールモデル
実物が存在するもの、または設計・企画された物を縮小した模型をスケールモデルと呼ばれる。プラモデルを始めたのがヤード・ポンド法の英米だったので、「1フィート(12インチ)を1インチに縮小」が基本。よって分母が12の倍数のものを「国際標準スケール」という。しかし、鉄道模型のようにレールの幅を基準にした物や、メーカーの都合(箱のサイズや、走行ギミックのためのギアボックスや電池の内蔵)のために決定され、積極的なシリーズ展開のために自然に「標準」になってしまったものもあり、後者の代表が有名なタミヤの1/35である。またバイクの大型キットのスケールである1/9は、代表的メーカーであるプロター社が縮尺を間違えて偶発的に発生したものであり、1/50は航空機ソリッドモデルの標準スケールである。
- 艦船、艦艇、船舶(帆船含む)1/72、1/144、1/200、1/350、1/400、1/500、1/600、1/700、1/720、1/800、1/1000、1/1200 などのスケールがあり、最も種類が多いのは静岡のメーカー四社が共同でシリーズ展開した1/700である。また日本模型の30センチシリーズは1/700-1/1100程度に相当する。民間船は(国内メーカーでは特に)少ない。
- 陸上兵器(戦車、大砲、装甲車、兵士など)1/15、1/16、1/24、1/25、1/30、1/32、1/35、1/40、1/48、1/50、1/72、1/76、1/87、1/144、1/350、1/700 などのスケールがあり、主流はタミヤが打ち出し国内メーカーが追従、以後イタレリ、エッシー、エレールなど海外メーカーも従った1/35スケールである。このため米英のメーカーが展開していた1/32(メタルフィギュアの54mmスケール)ミリタリー物は少数派になってしまった。現代の主流は1/35、1/48、1/72、1/144であり、積極的にシリーズ展開されている。
- 航空機(固定翼機、回転翼機など)1/24、1/32、1/35、1/48、1/50、1/72、1/100、1/144、1/200、1/350、1/700 などのスケールがあり、かつてはコレクション性の高い1/72が主流であったが、近年は1機ごとの完成度を高めるのが容易な1/48が主流となっている。1/24や1/32といった大型キットは、一時期殆ど新キットの出ない状態が続いていたが、中国メーカーの参入を契機にキット数が増えつつある。また一部のヘリコプターは、陸上兵器の標準スケールに合わせて1/35でモデル化されている。
- 車(スポーツカー、オートバイ)1/12、1/16、1/20、1/24、1/32、1/43等
- 鉄道車両【輌】(ディスプレイキットもしくは、電池等の動力源を内蔵したモーターライズキットで、鉄道模型への使用を考慮していない物)1/50、1/80、1/150等
- 箱庭(農家などのモデルに、付属の種を植えて育てることができる)スケールに統一性無し(同シリーズの店舗などは1/60、屋台は1/25)。
- 建築物(姫路城、五重塔など)1/700、1/350、1/200が多いがスケールに統一性無し。
- 拳銃(ルガー・スーパーブラックホーク、コルト・パイソンなど)原則として1/1
- 家電(扇風機など)
- 楽器(ドラムセットなど)
- 動物(人体模型、アリイのコアラ、ラッコ、エリマキトカゲ、タミヤの1/35の恐竜 など、海外メーカーには比較的多い)
なお、鉄道模型(鉄道車両【輌】、ストラクチャー=建物)の中のプラキットと呼ばれる製品は、プラモデルのスケールキットそのものであるが、
- 鉄道模型ファンとプラモデルモデラーの間の楽しみ方・模型観の違い (鉄道模型は完成品が主体な一方スクラッチモデルも少なくない、使用される素材も金属・紙など様々である)のためモデラー間に棲み分けがある。
- そのため、メーカーがプラモデルのメーカーとは異なる。
- 販売店でも鉄道模型とプラモデルは売り場が別々に設けられている場合が多い(鉄道模型のプラキットは、プラモデル売り場ではなく鉄道模型売り場に置かれている)。
上記三つの理由からプラモデルとは区別して扱われる傾向が強い。但し、スケールモデルのストラクチャーとして充分使用可能なので参考までにスケールを掲示しておく。
- Nゲージ(約1/140~1/160)、HOゲージ(約1/72、1/76~1/87)、Zゲージ(約1/220)
- 鉄道車輛のプラモデルは、かつて鉄道模型が金属製品主流だった時代に一ジャンルを築いたが、プラ製品主体のNゲージの発展とともにファン層が移動し、鉄道模型の陰に隠れた存在になってしまった。
スケールモデルの詳細については「スケールモデル」を参照
架空
メーカー
海外
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- ズベズタ(ズヴィェズダー、ロシア)
- イースタン・エクスプレス(ヴォストーチュヌィイ・エクスプリェース、ロシア)
- マケット(ロシア)
- アランゲル(ロシア)
- ベールクト(ロシア)
- モデリースト(ロシア)
- ICM(ウクライナ)
- ACE(ウクライナ)
- UM(ウクライナ)
- オメガK(ウクライナ)
- SKIF(ウクライナ)
- TOKO(ウクライナ)
- ローデン(ウクライナ)
- Amodel(ウクライナ)
- PST(ベラルーシ)
- AER(モルドヴァ)
- YuMo(セルビア・モンテネグロ)
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- MASTER CRAFT(ポーランド)
- パンテラ(ポーランド)
- INTECH(ポーランド)
- KOPRO(チェコ、旧チェコスロヴァキア)
- ビレク(チェコ)
- AML(チェコ)
- AZUR(チェコ)
- EDUALD(チェコ)
- MPM(チェコ)
- PAVLA(チェコ)
- SMER(チェコ)
- SPECIAL HOBBY(チェコ)
- SWORD(チェコ)
- ハイプレインズ・モデルズ(オーストラリア)
- SKYBOW(台湾)
- AFVCLUB(台湾)
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模型輸入代理店
BAUMANN:(東欧やロシアのメーカーが製造した模型中心の輸入代理店)
有名なシリーズ
メーカー間のコピー
プラモデルにおいては、部品の分割方法や面の表現、対象の立体としての解釈など設計段階で開発者の個性が強く表れる。
異なるメーカーが同一の物体を題材にした場合に、他のメーカーの商品をコピーしたと言われる場合が有るが、これは前述の分割方法や、成形されたランナー上の部品配列などにおいて、全く同一ではないが他社の既存製品に酷似した商品のことである。日本のプラモデル黎明期には、プラモ先進国であるアメリカやイギリスのキットがよくコピーされたが、部品配列は異なる物が多く、また原型に存在しないギミックが追加された物、逆に省略された物も多い。
ただし、プラモデルの世界においては他の工業製品と同じく、パーツが他社にOEM供給されて別パッケージで発売されることがあり、これがコピー品と間違われやすい。
モデラーの言う「コピー品」では、他のジャンルのコピーと違い、コピー元キットの問題点として模型専門誌やユーザーから指摘された部分が修正されていたり、コピー元のメーカーが発売していない派生型が発売されたりすることが多い(これによってコピーではないと主張すると思われる)が、その大部分は精密度においてオリジナルに劣っている。ここでは具体的な例としてアカデミー(韓国)の商品で解説する。
- 1/72 A-10 1/48F-16
- ハセガワのコピーだが、開発時期の古い元キットの凸モールドが凹モールドへの変更(A-10)や細かい部品の分割手法の見直しによる同一パッケージで複数の形式に対応や各種搭載品の追加といった修正が行われている。(F-16)
- イタレリから各社の1/72 A-10のキットの抱える問題点を克服した物が発売された。この商品は実機の改良に対応などにより、この機体の決定版と評されるキットとなっている。
- タミヤが1/48でF-16CJの決定版と言えるキットを発売したため、今後他のメーカーのA型とC型で住み分けが進むのでは?と言われている。
- 1/35 M113・M60・メルカバ・センチュリオン
- 基本形はタミヤのコピーと言われているが、大量のアクセサリ追加やタミヤからは発売されていないバリエーション展開(改良型(M113)や発展型の車輌(メルカバ)、イスラエル国防軍仕様(M113、M60)など)が成されており、例えばメルカバIIIなどは転輪パーツ以外はオリジナルとなっており、少なくともユーザーにとっては、以前は高価な社外のレジンキットやスクラッチが必要であった題材が比較的に低コストで制作できるようになった恩恵の方が大きい(もちろん、だからと言って決して違法コピーが許される訳では無いのだが)。なおセンチュリオンは日本には輸入されていないが、生産停止になったタミヤ製に代わって欧米市場ではポピュラーな製品となってしまっている。
- これらの車輌についてはイタレリ製品(もとエッシー商品含む)もタミヤのコピーでは無いかと言われているものが在るが、少なくとも1/35キットでは当のタミヤが輸入代理店を務めているためか特に問題になっていない。しかし1/72の元エッシー社製戦車キットのシリーズ(かつてはハセガワやグンゼ等が代理店)にはタミヤ製品の縮小コピーが多いため、現在別の会社が代理店となり、タミヤから承認を受けたキットのみ輸入していた。
- センチュリオンはAFVCLUBが2007年に発売した製品シリーズを決定版として押す声が市場で上がっており、今後各種改造用社外パーツとともに市場から駆逐されるのではと言われている。
- 1/48 Su-27
- アカデミーの商品が金型の製作を依頼したトランぺッター(現地語表記:小号手、正徳福とミニホビーモデルはトランぺッターの輸出専用ブランド名)にコピーされたと言われている物。アカデミーの元設計が持つ問題点をそのまま引き継いだ部分や、工作精度の問題からコピー元のキットに劣ると言われている。これらは部品配置までソックリである。正徳福名義では、バリエーションとしてSu-35やSu-30も発売されているが追加部品も考証面で難があり、オリジナルにそのまま流用するには問題がある。
- その後トランぺッターは、完全オリジナルの1/32のSu-27を発売した。こちらは1/48キットで問題があるとされた部分が正しく設計されていたが、反面古い図面を元に下らしく風防形状などが実機とは異なっていた。1/48の新設計は行われていないが2007年中を目標に1/72の発売がアナウンスされた。
- 1/35 M2ブラッドリー歩兵戦闘車
- アカデミーの他の企業が製造したキットを模型としての改良や発展型などの部品の追加を行わず単純にコピーした(デカール変更や説明書のローカライズはされている)もので、田宮の発行する書籍で名指しで批判された。
プラモデルと有機溶剤
プラモデルはスチロール樹脂を素材としているため、接着・塗装には有機溶剤を含む接着剤や塗料が不可欠であり、この事がホビーとしてのプラモデル普及の最大の障害となっている。特にシンナー遊びが社会問題になった1970年代以降はメーカーも対応に迫られ、水で希釈や筆洗いができて臭いや害性も少ない水性アクリル塗料が登場する事になった。
近年はプラモデル購買層の年少化・高齢化に対応してさらなる取り組みがなされており、スナップフィットや多色成型により接着や塗装をしなくても十分な出来栄えの完成品が得られる製品の開発、無害なリモネンを主成分とする接着剤や模型用瞬間接着剤の登場、コピックやアクリルガッシュなどの画材の利用など、有機溶剤を含む素材を一切用いずにプラモデル製作が楽しめる環境が整いつつある。
関連項目
参考文献
外部リンク