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ホンダ・インテグラ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(最終更新 2007年11月10日 (土) 08:25。)

ホンダ・インテグラ (INTEGRA)は、本田技研工業が生産・販売していた自動車である。通称:「インテ」。小型のFFクーペ及びハードトップで、ホンダの代表的スポーツカーとしてジムカーナサーキットなどの場において親しまれた。

目次

歴史

初代(1985-1989年 AV/DA1/2型)

初代ホンダ・クイントインテグラ
5ドア GS(前期型)
画像:QUINT INTEGRA.JPG
製造期間 1985年1989年
ボディタイプ 3ドア ハッチバッククーペ
4ドアノッチバックセダン
5ドアハッチバックセダン
エンジン ZC型 1.6L DOHC
135PS/6,500rpm
15.5kg-m/5,000rpm
(いずれもグロス値)
トランスミッション 5速MT/4速AT
サスペンション
トーションバーストラット

車軸式
駆動方式 FF
全長 4,280mm
全幅 1,665mm
全高 1,345mm
ホイールベース 2,450mm
車両重量 960kg
乗車定員 5名
先代 ホンダ・クイント(5ドア)
ホンダ・バラード(4ドア)
車台を共有
する車種
ホンダ・シビック
同クラスの車種 3ドア:
トヨタ・カローラレビン
日産・サニーRZ-1
4ドア:
トヨタ・カローラ
日産・サニー
マツダ・ファミリアセダン
いすゞ・ジェミニ
三菱・ミラージュセダン
5ドア:
トヨタ・スプリンターシエロ
三菱・ランサー

クイントがフルモデルチェンジされ、クイントインテグラとしてデビュー。3ドア/5ドアハッチバックと4ドアセダンのラインナップを持つ。3ドアは1985年2月19日に、5ドアは同年10月24日に、そして4ドアは1986年10月25日に発売された。また、スタイルは1985年6月に登場する当時のアコードを小型化したようなスタイルだった。前車クイントが商業的に大失敗した為、そのイメージを払拭するべく3ドアモデルのみを先行発売し、当時としては珍しい全車DOHC搭載という、スポーティなイメージを売りにして発売した。

デザインは日米共同で進められ、アメリカではレジェンドに次ぐアキュラブランド第2弾として発売された。当初エンジンはクイントインテグラ用に開発されたZC型 1,600cc DOHCのみを搭載。PGM-FI仕様は基本的にシビックCR-Xの「Si」と同じものであるが、シングルキャブレター仕様はクイントインテグラ専用に開発された。F1参戦の準備を意識したためか、ヘッドカバーは当時のF1と同じブラウンに塗り上げられていた。シングルキャブレター仕様のMT車では、1リットルあたり15km以上という低燃費を実現している。1987年10月のマイナーチェンジによって、ZC型のPGM-FI仕様のヘッドカバーは、黒色塗装となり、エンジン出力も120PS(NET値)から130PSへとパワーアップされた。外観上の変更はフロントバンパーのデザイン変更程度の軽微なものであったが、内装は細部に渡って使い勝手の向上が図られていた。足回りは基本的にシビックおよびCR-Xと共通であったが、この車のキャラクターに合わせ若干マイルドな味付けが施されていた。

全体のスタイルの特徴として、当時のホンダの乗用車全般がそうであったようにリトラクタブル・ヘッドライトを採用し、スポーティさを漂わせていた。3ドア/5ドアはハッチバックでありながら、後端にノッチを付ける事で従来のハッチバック車のデザインとは一線を画す存在であった。モデル中期にはノッチバックの4ドアがラインナップに加わり、シビックの普及モデルと共通の1,500cc SOHC 12バルブ シングルキャブレター仕様のエンジンが搭載され、発表以来の売りであったDOHC専用車という統一性は崩れてしまう。この4ドアセダンモデルは発売と同時に廃止されたバラードの実質的な後継車という位置づけであった。


2代目(1989-1993年 DA5/6/7/DB1型)

2代目ホンダ・インテグラ
クーペ
ハードトップ
製造期間 1989年1993年
ボディタイプ 3ドア ハッチバッククーペ
4ドアハードトップ
エンジン B16A型 1.6L DOHC VTEC
160PS/7,600rpm
15.5kg-m/7,000rpm
ZC型 1.6L SOHC
120PS/6,300rpm
14.5kg-m/3,000rpm
B18B型 1.8L DOHC
140PS/6,300rpm
17.4kg-m/5,000rpm
トランスミッション 5速MT/4速AT
サスペンション 前/後
ダブルウイッシュボーン
駆動方式 FF
全長 4,360mm
全幅 1,695mm
全高 1,325mm
ホイールベース 2,550mm
車両重量 1,130kg
乗車定員 5名
車台を共有
する車種
ホンダ・シビック
ホンダ・コンチェルト
同クラスの車種 クーペ:
トヨタ・カローラレビン
日産・NXクーペ
三菱・エクリプス
ハードトップ:
日産・プレセア
  • 1989年デビュー。このモデルから単独名のインテグラとなる。EF型シビック(いわゆるグランドシビック)とプラットフォームを共有し、ホンダ初のVTEC搭載車となった。ボディは3ドアクーペと4ドアハードトップとの2種類が用意されていた。北米ではクイントインテグラに引き続いてホンダの高級車チャンネル「アキュラ」にて「アキュラ・インテグラ」として販売され、人気を博した。
    • エンジンは発売当初B16A型 1,600cc DOHC VTEC(160PS:MT/155PS:AT)とZC型 1,600cc SOHC(120PS:PGM-FI/105PS:CVデュアルキャブ)の2種類であったが、後にB18B型 1,800cc DOHC(140PS)が4ドアに追加された。


3代目(1993-2001年 DC1/2/DB6/7/8/9型)

3代目ホンダ・インテグラ
前期クーペ
製造期間 1993年2001年
ボディタイプ 3ドア ハッチバッククーペ
4ドアハードトップ
エンジン B18C型 1.8L DOHC VTEC
180PS/7,600rpm
17.8kg-m/6,200rpm
トランスミッション 5速MT/速4AT
サスペンション 前/後
ダブルウイッシュボーン
駆動方式 FF
全長 4,380mm
全幅 1,695mm
全高 1,335mm
ホイールベース 2,570mm
車両重量 1,120kg
乗車定員 5名
車台を共有
する車種
ホンダ・シビック
ホンダ・ドマーニ
同クラスの車種 クーペ:
トヨタ・カローラレビン
日産・ルキノ
三菱・FTO
ハードトップ:
日産・プレセア
トヨタ・カリーナED
  • 1993年に3代目にフルモデルチェンジ。このモデルの初期型はプロジェクター四灯のヘッドランプであったが、日本では「フロント周辺のデザインがヤツメウナギのように見える」という理由で受け入れられなかったために販売が振るわず、わずか2年弱でマイナーチェンジし後期型(1995年)では先代モデルのような横長のヘッドランプに落ち着いた。なお、米国アキュラ仕様は4代目にバトンタッチするまでの間、変わらずプロジェクター四灯で売られていた。
    • エンジンはB18C型 1,800cc DOHC VTEC(180PS)の他、B18B型 1,800cc DOHC(145PS、4ドア専用)とZC型 1,600cc SOHC(120PS:PGM-FI/105PS:CVデュアルキャブ)の3種類である。駆動形式は基本的にFFであるが、ZC型(PGM-FI仕様)搭載の4ドアハードトップにはインテグラの歴史の中で唯一デュアル・ポンプ・システムリアルタイム4WDも設定された。
    • ボディは3ドアクーペ(DC1/2)と4ドアハードトップ(DB6/7/8/9)との2種類が用意され、EG型シビック(いわゆるスポーツシビック)とプラットフォームを共有していた。後期型の時代に、インテグラとしては初めて「タイプR」が設定(1995年)された。なお、「タイプR」にも3ドアクーペと4ドアハードトップがあり、発売された当初の仕様は96スペック、改良後の仕様は98スペックと呼ばれている。それぞれのスペックには走りの性格に違いがあり、速さを求めるユーザーには98スペックが好まれるが、上級者や操る醍醐味を味わうユーザーには96スペックの方が好まれている。
    • ちなみに、前期・後期ともにスポーツコンパクトのベース車両として、シビック(EG及びEK)とともに人気がある。


4代目(2001-2006年 DC5型)

4代目ホンダ・インテグラ
前期
製造期間 2001年2006年
ボディタイプ 3ドア ハッチバッククーペ
エンジン K20A型 2.0L DOHC i-VTEC
160PS/6,500rpm
19.5kg-m/4,000rpm
トランスミッション 6速MT/5速MT/5速AT
サスペンション
マクファーソンストラット

ダブルウィッシュボーン
駆動方式 FF
全長 4,385mm
全幅 1,725mm
全高 1,395mm
ホイールベース 2,570mm
車両重量 1,200kg
乗車定員 5名
車台を共有
する車種
ホンダ・シビック
同クラスの車種 トヨタ・セリカ
  • 2001年デビューの4代目インテグラはEU/EP型シビックと車台を共有し、このモデルと同時期に絶版となったプレリュードと統合された形になった。そのため、ボディタイプは4ドアハードトップが廃止され、3ドアクーペのみになった。エンジンはK20A型 2,000cc DOHC i-VTECである。全幅1,725mmまで拡大されたため、3ナンバーとなった。グレードは標準グレードである「is」とハイパフォーマンスモデルである「タイプR」を設定。エンジン馬力は「is」は160PS、「タイプR」は220PSである。また、トランスミッションは「is」が5速マニュアルまたは5速オートマチック、「タイプR」が6速マニュアルを使用する。アメリカではアキュラ・RSXの名で販売されている。
  • 2004年のマイナーチェンジ時には、「is」に変わり「タイプS」が設定されたほか、通称涙目のライトの廃止や、ボディーカラーの追加変更、盗難対策としてイモビライザーが標準装備された。
  • 2006年4月、クーペ型乗用車市場低迷の影響を受け、国内での生産を中止(実質の生産中止は同年7月。なお、当初は最後の300台を生産し同年6月に正式な生産中止を予定されていたが、それを惜しむ声が大量に寄せられた為、150台増産で1ヶ月延長の同年7月に生産中止となった)。

車名の由来

  • integraは「統合する、完全なものにする」を表すIntegrate(インテグレート)から作られた造語である。この車名は1982年7月発売の二輪車・ホンダ・CBX400Fインテグラで初めて採用され、その後、CB750FCBX550FVT250FMBX80VF400Fとフルフェアリング標準装備各車に採用されていた。

CM

CMキャラクター

キャッチコピー

  • 初代
    • DOHCロマン(前期型)
  • 2代目
    • カッコインテグラ
  • 3代目
    • インテグラ、ノッテグラ(後期型)

CMソング

  • 初代 全て山下達郎の作品。
    • 「風の回廊(コリドー)」1985年
    • 「僕の中の少年」1986年(CD発売は1988年)
    • 「The Girl In White」1987年
    • 「FIRST LUCK」1988年
    • 「マーマレード・グッドバイ」1988年
  • 2代目
  • 3代目
    • 「Take My Breath Away (愛は吐息のように)」(前期型:映画「トップガン」のテーマソングであった)
    • 「男と女」

インテグラの登場する主な作品

  • ワイルドスピードX2 - ブラックのDC2型が浜辺近くの自動車整備工場と思われる所で登場。また、シルバーのDC2型がスクランブルレースで登場。
  • トルクワーナー・ブラザーズ制作) - イエローのDC5型(前期型、欧米ではアキュラ・RSX)が最初のシーンでレッドのエクリプスとレースをした。フロントのボンネットにカーボンを施していた。NOSを搭載。(両車)ニトロを噴射し、マニュアル変速していた途端、160マイル(260km/h)(インテグラのメーター)まで振り切れ、しかし、フォード(主人公)のアプリリア・RSV Milleに300km/h以上で抜かされる。
  • トランスフォーマー バイナルテック - サイバトロン戦略家プロールがDC5型(後期型、タイプR)に変形する。
  • 頭文字(イニシャル)D Fourth Stage - DC2型(前期型、タイプR)が東堂塾のスマイリー酒井の愛車として登場。ボルトオンターボで武装。
  • narcissu - DC2型(シルバー・タイプR)が主人公の父親の車として登場。病院を抜け出し、セツミと共に淡路島の水仙畑に向かって、15日間の旅に出発した。主人公曰く、内装にかなり手を入れているらしい。外装はホイールのみ。

関連項目

外部リンク

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