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ポパイ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(最終更新 2007年11月18日 (日) 00:01。)
Disambiguation この項目では漫画·アニメのポパイについて記述しています。マガジンハウスから発行されている雑誌についてはPOPEYEをご覧ください。
「ポパイ」の主要キャラクター。オリーブ(左)、ポパイ(中央)、ブルート(右)
「ポパイ」の主要キャラクター。オリーブ(左)、ポパイ(中央)、ブルート(右)
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ポパイ(Popeye)は、アメリカン・コミックの代表的なキャラクターの1人で、架空の水兵又は船乗りである(作品によって水兵であったり船乗りであったりする)。ハースト新聞社のキング・フィーチャーズ・シンジケートにより著作権が管理、運用されている。但し、著作権については漫画が一話完結形式であったことから、米国司法による判断では初期作品については保護期間が満了しており、キャラクターグッズなどの商品化、あるいは二次創作については、著作権満了した作品から引用可能であれば許可を得ずに製作することが可能。しかし、キング・フィーチャーズ・シンジケートは、ポパイのタイトル、タイトルロゴ、及び各キャラクター名を商標登録しているため、無断でロゴを入れたり名前を記述に入れたりすることが出来ない。例えば、ポパイの著作権保護期間中(実際には満了しているが、まだその司法判断が出ていなかった)に作られたゲームソフト「ポパイ」(任天堂)には(C)キング・フィーチャーズ・シンジケートの表示があるが、著作権満了後に作られたパチンコ及びパチスロ「ポパイ」には、(R)キング・フィーチャーズ・シンジケートと表示されている。。

目次

概要

1929年エルジー・クリスラー・シーガー (Elzie Crisler Segar)により「シンプル・シアター」という作品で生み出されたキャラクターで、初めは主人公ハム・グレイヴィ(Ham Gravy)とその恋人オリーブ・オイル(Olive Oyl)、オリーブの兄カスター・オイル(Castor Oyl)が中心人物の漫画だった。オリーブ達よりも10年遅れて登場したポパイは当初脇役であったが、何をやっても不死身な所から一躍人気キャラクターとなり、ハムの主役の座とその恋人オリーブを瞬く間に奪い去ってしまった。1930年代に入ると、同作の短編アニメ映画がフライシャー・スタジオによって次々と制作されるようになった。今日知られるポパイはこのアニメ版といっても過言ではない。

物語は、ほうれん草を食べると超人的パワーを出すセーラー服姿の男ポパイと、その恋人オリーブ、そしてブルート(ブルータス)の三人をめぐるコメディである。時々物語の舞台が西部劇中近東などのシチュエーションになったり、他の物語、映画などのパロディになったりする事もある。その場合にはそれに適した役回りを演じることもある。

ポパイのほうれん草パワーは、ほうれん草等の野菜を食べない小学生に野菜が必要な事とを説く際、多くの母親たちが引き合いに出したエピソードでもある。なおこの作品が制作された当時、ほうれん草の缶詰は製造されていなかったが、この作品の影響で製造が開始されたと言う逸話も残る。[要出典]

1960年代には初めてテレビアニメシリーズが制作され、1970年代にも、ハンナ・バーベラ・プロダクションの手によって新作のテレビアニメが制作された。 1970年代頃には、ポパイそのものがほうれん草のあだ名にもなった。1980年にアメリカで実写映画化されている。監督にロバート・アルトマンをおき、ロビン・ウィリアムズが主役ポパイを演じている。いかりや長介が日本語吹き替えを担当した。2004年、ポパイ誕生75周年を機にポパイの3DCGアニメがアメリカで放映された。

本作の個性的なキャラクターで人気のある日本とは対照的に、最近のアメリカでは「暴力的」という批判も多い様である。

※フライシャー・スタジオ製作分は倒産と版権不継承によりパブリックドメインとなったことから幾つかの作品が現在激安DVDで発売中。

日本での評判

日本でもずいぶん親しまれたコミックで、1959年から1965年までTBSで放映されたテレビアニメは最高視聴率33.7%を記録した(1963年1月27日放送、ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

2006年にはCS放送のカートゥーン ネットワークでも放送されている。

登場人物

声優は日本語吹き替え版

水兵(船乗り)の、セーラー服姿でいつも口にパイプを銜えている、ひしゃげた顔の小男。両腕にはの形の入れ墨をしている。普段は温厚でお人好し、子供(特にポパイに似た四つ子の甥)に対する面倒見もいい。力持ちだが、ブルートと比べるとやや劣る面もある。恋人オリーブを巡ってブルートといつも騒ぎを起こし、最初は自力で対応しようとするが、物語が終盤に近づいていよいよ危機的状況になると、缶詰に入ったほうれん草(初期の新聞連載時はキャベツだった)を食べて超人的なパワーを生み出し、ブルートをやっつける。殆どの場合、缶詰は缶きりを使わず、握り潰して開封する。地面にほうれん草の種をまき、見る見る成長したほうれん草をちぎって食べたこともある。ほうれん草だけでなく、わかめを食べても超人的な力を発揮する場合がある(ポパイ曰く、「ワカメは海のほうれん草」)。困った時の口癖は「なんてこったい!」。
ポパイの恋人。痩せっぽちで決して美人とはいえないが、牧場や店を興したりなどして自活しているしっかり者の女性。気が強いところもあり、ポパイがだらしない態度をとるとブルートへ浮気に走ることもある。
ポパイの同僚で恋敵。ヒゲ面の身長2メートルを越す大男。物語冒頭ではポパイと仲良くしている事が多いが、オリーブに惚れており、ポパイから何とか奪い取ろうと画策しすぐに喧嘩を始める。だが最後には必ずポパイにやられている損な役回り。別人の悪役としても登場する事がある。
太った中年男性。無類のハンバーガー好きで、いつも片手に食べかけのハンバーガーを持ち歩いている。ハンバーガー欲しさにポパイに金をせびる事も。
  • スウィーピー
オリーブの甥のませた赤ん坊。かなり賢く、言葉を話す。時折目を放した隙に危険な場所へ出歩き、騒動を起こしてはポパイ達を困らせている。
  • ジープ
超能力を持った犬のような動物。「ジープ」の名は、第2次世界大戦時にアメリカが開発した4輪駆動車に採用された。
  •  海の魔女

ブルートと同じく敵役的な存在。声の感じからもしかしたら声優は熊倉一雄(??)

戦争と「ポパイ」

1942年太平洋戦争の最中には、ポパイが日本軍海軍と戦うという、プロパガンダ的なエピソードもあった。サブタイトルは"YOU'RE A SAP,MR.JAP(君は馬鹿者だ、ミスター日本人)"

ある日ポパイが航海していると、一艘の日本人(この日本人は釣り目で出っ歯、眼鏡というステレオタイプな描写がなされている)の乗ったボートがあった。ポパイは錨で捕まえようとしたが、この日本人はポパイに平和条約を結ぼうと言い出し誓約書を書かせるが、次々と意地悪を始めた。怒ったポパイはこの日本人を追い詰めると逃げ出してラッパを吹いた。その合図と共に、今度は巨大な日本の戦艦が浮上してポパイを攻撃。遂にポパイはほうれん草を食べ一気に反撃に出る。戦艦は一見立派で強そうであるが、寄りかかるだけで壊れるほど作りは脆弱であった。そしてポパイは"MADE IN JAPAN"(日本製)と書かれた戦艦の部品の破片をあざ笑いながら握り潰す(当時の欧米での日本製品の評価は粗悪の代名詞であった)。一方戦艦の中では指揮官がガソリンと爆薬を飲んで自害を図る。それを知ったポパイは退避。日本軍の戦艦は爆発し、まるで水洗トイレの様に海中に回りながら沈んでしまう。

このエピソードの他にも昭和天皇アドルフ・ヒトラーを模したキャラクターが登場するエピソード("SEEIN' RED, WHITE 'N' BLUE"(1943))が存在する。

なお、太平洋戦争中は、この様なアニメを利用した戦意高揚のプロパガンダ映画はディズニーなどのアメリカ側だけではなく、日本側でも作られている(『桃太郎 海の神兵』など)。

日本国内地上波放送時の前後番組

TBS 日曜日19:30-20:00枠(本作より不二家の時間枠)
前番組 番組名 次番組
ポパイ

関連項目

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