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日産・テラノ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(最終更新 2007年11月6日 (火) 15:35。)

テラノ (TERRANO) は、日産自動車で生産されていた小型4輪駆動車であり、海外では「パスファインダー」の名で販売されている。

目次

歴史

初代(WD21型 1986-1995年)

初代テラノ 2ドア(写真はパスファインダー)
初代テラノ 2ドア
(写真はパスファインダー)
初代テラノ 4ドア(写真はパスファインダー)
初代テラノ 4ドア
(写真はパスファインダー)
  • 1986年8月 初代テラノ(WD21型)登場。
ダットサントラック(D21型)をベースとし、登場時はボディは2ドア、搭載するエンジンは新開発の直列4気筒OHV・TD27型ディーゼルエンジンのみ。しかし、このTD27型エンジンは黒煙排出量がとても多い。同時期の「エクサキャノピー」と同じく、日産北米デザインスタジオ「NDI」によるスタイリッシュなデザインが好評を博す。特に、後部座席の窓が三角形をしていたのは印象的だった。
1992年の映画『いつかギラギラする日』(深作欣二監督)で、当時現行型だったこのテラノが真っ赤な新車のトランザムと熾烈なバトルを演じ、物語のラストを盛り上げた。
10月 V型6気筒SOHC3.0L VG30i型ガソリンエンジン搭載車追加。
ラダーフレームにセドリックのエンジン。かつてのフェアレディSR311型を連想させるVG30搭載モデルは見事なジャジャ馬振りを披露しダットサンスポーツの伝統を垣間見せた。但し「i」の符号が示すとおり、当該エンジンに搭載のインジェクションはEGIでは無く、「Ei(エレクトロ・インジェクション、つまり、シングル・ポイント・インジェクション)」である。しかしその後、VG30型は、1989年10月にEGI搭載のVG30Eに換装される事となる。VG30搭載と同時に、クロカンタイプとしては当時は珍しい電子制御式4速オートマチック(フルレンジ E-AT)車も設定された。
  • 1988年1月 第10回パリ・アルジェ・ダカールラリーにてVG30E型搭載車が市販車無改造(マラソンクラス)クラス2位完走。
ファラオラリーにも参戦し、2位、3位を獲得する。同年11月には、ディーゼルエンジンのモアパワー化に応え、TD27型にターボを搭載したTD27T型・100馬力エンジン車も設定された。またディーゼル車にもAT車を追加。
バハスペイン T2クラス2位。ファラオラリー T2クラス優勝。アトラスラリー T1クラス優勝、T2クラス2位、4位。ポルトガルラリー T2クラス優勝。
  • 1989年10月 4ドアを追加。リアドアハンドルがドアパネルではなく窓枠部にあり、2ドアモデルに近いデザインを持つが、三角窓は廃止されている。
  • 1990年 チュニジアラリー T1クラス2位。アトラスラリー T1クラス優勝、2位、T2クラス3位。オーストラリアサファリラリー T2クラス優勝。
ファラオラリー T1クラス優勝、T2クラス優勝、ディーゼルクラス優勝。
  • 1993年1月 オーバーフェンダーを装備したワイドボディタイプを追加。
FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップマラソントロフィー(T1クラスのチャンピオン)獲得
  • 1993年10月 内装を中心としたマイナーチェンジ
インパネとステアリングデザインを変更。エアコンの代替フロン化とレカロ社製シート装着車を設定。
TD27T型ディーゼルターボエンジンの出力改良で110馬力にパワーアップ。標準ボディの「R3M」VG30E型搭載モデル、および「R3Mアーバン」を追加。オーテックジャパンの手による「ワイドR3Mアーバン」をベースとする特別仕様車「AJリミテッド」を設定。デビュー時から存在していた日本向け3ドアモデルは消滅した。
  • 1994年 FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップマラソントロフィー獲得。
  • 1995年 FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップマラソントロフィー3年連続で獲得。
  • 1996年7月 インドネシア日産自動車会社でWD21型テラノ生産開始。直列4気筒SOHC Z24S型エンジンに5速M/Tを組み合わせ、2WDのみの設定。
  • 200612月26日 インドネシアでの生産終了。インドネシアにおけるテラノの総生産台数は17,801台に達した。尚、WD21型テラノの生産は全世界において終了となった。

2代目(R50型 1995-2002年)

2代目テラノ前期型(パスファインダー)
2代目テラノ前期型(パスファインダー)
2代目テラノ後期型(パスファインダー)
2代目テラノ後期型(パスファインダー)
テラノレグラス(インフィニティ・QX4)
テラノレグラス(インフィニティ・QX4)
  • 1995年9月 2代目R50型登場。
4ドアのみとなり、ボディ・オン・フレーム構造およびアテーサE-TSをベースとする電子制御トルクスプリット式フルタイム4WDシステムの「オールモード4X4」を採用。副変速機つきのパートタイム式4WDも設定された。サスペンション形式はFRがマクファーソンストラット、RRは5リンク式となりそれぞれにコイルスプリングを組合わせる。ステアリング系はラック・アンド・ピニオン式。搭載するエンジンは直列4気筒OHVTD27ETiディーゼルターボ、およびV型6気筒OHC VG33E型の2機種。運転席SRSエアバッグおよびABSを標準装備とした。同時にオーテックジャパンの手による特別仕様車「アストロード」を設定。
  • 1997年1月 第19回ダカール・アガデス・ダカールラリーに参戦。総合6位完走。
第3回ラリーレイド・モンゴルに参戦し、総合優勝を飾る。
  • 1998年7月 国内生産累計台数が100万台を達成。
  • 1999年1月 第21回パリ・ダカールラリー T2クラス7位、8位獲得。
マイナーチェンジを実施。外装・内装の意匠変更に加え、QD32ETi型に替わり直列4気筒DOHC4バルブ ZD30DDTi型インタークーラー付ディーゼルターボエンジン搭載車を設定。さらにVG33E型搭載車に2WDを追加。後期型はテレビ朝日系の刑事ドラマ「はみだし刑事情熱系」のPARTⅣ、Ⅴに広域201として覆面パトカーとして登場し、主演の柴田恭兵が運転していた。ちなみにPARTⅣではR3m-Xのエアロリミテッド、Ⅴでは最上級のR3m-Rが登場していたが、どちらも追加されたばかりの直噴ディーゼル車だった。
第5回ラリーレイド・モンゴルに参戦し、総合優勝を飾る。
  • 2000年1月 第22回パリ・ダカールカイロラリー T2クラスにVQ35DE型搭載仕様で参戦し総合8位完走。
8月 第6回ラリーレイド・モンゴルにVG33E型搭載車で参戦し、総合優勝を飾る。
北米向けテラノレグラスとして「インフィニティQX4」が北米に登場。
  • 2001年1月 VQ35DE型搭載仕様で第23回パリ・ダカールラリー T1クラス、およびT2クラスに参戦。T1仕様が総合12位クラス優勝、T2仕様はクラス4、5位を獲得。
パリ・ダカールラリーを開幕戦とするFIAクロスカントリーラリー・ワールドカップ(全9戦)で、T2仕様のテラノが第4戦モロッコ、第7戦マスターラリーで共に総合3位入賞を果たし、ドライバーズポイントシリーズ5位を獲得。
  • 2002年1月 第24回トタール・アラス・マドリード・ダカール・ラリーにVQ35DE搭載D22型ピックアップ、VQ35DE搭載エクストレイルと共に、VQ35DE搭載仕様で参戦。総合11位プロダクション部門2位を獲得。
  • 2002年8月 フルモデルチェンジされること無く、国内向け生産終了。後継車種は2004年発売のムラーノと言われている。海外向けR50型パスファインダーは生産が続けられている。
  • 2004年FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップに参戦。T1クラスドライバーズタイトル、およびマニュファクチャラーズ・タイトルを獲得。
    • 4月 開幕戦 第23回ラリーオプティック2000チュニジア T1クラス優勝、総合9位
    • 6月 第2戦 ORPIモロッコラリー2004 T1クラス優勝、総合12位
    • 7月 バハ・エスパーニャ(スペインアラゴン)に参戦。T2クラス4位、12位完走
    • 8月 第5戦 第2回ラリー・オブ・オリエント T1クラス優勝、総合9位
    • 10月 第6戦 UAEデザートチャレンジ T1クラス2位、総合10位
    • 12月-2005年1月 第27回テレフォニカ・ダカールに参戦。
  • 2005年 FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップに参戦。
    • 4月 第2戦 第24回2005年ラリー・オプティック2000チュニジア 総合37位
    • 5月 第3戦 ORPIモロッコラリー2005 T2クラス1-2位
    • 6-7月 第4戦 ラリー・オブ・オリエント2005 プロダクションカテゴリー(T2)優勝、総合6位
    • 9-10月 第5戦 ラリー・オブ・ファラオ 総合3位、4位、6位完走

車名の由来

ラテン語で「地球」の意のTERRAと語感を強める接尾語NOの合成語。 「地球のすべての道を自由に駆け巡るクルマ」の意味。

日本人の苗字に「寺野」さんがいるが、「寺野」さんとはまったく関係がない。また、後継車種もムラーノという名前だが、これも「村野」さんとはまったく関係がないことが、2004年にフジテレビ系の深夜枠で放送された、日産・ムラーノ提供ドラマ「ハングリー」でも語られた。

TVCM

1997年5月頃~8月頃にかけて放映。 CM曲には、1997年3月21日に発売された電気グルーヴの『Shangri-La』が採用された。 余談だが、リリース当時まったく売れなかった『Shangri-La』がこのCMのおかげでヒットとなった。

1999年のマイナーチェンジでは宇多田ヒカルの新曲『Movin' on without you』CMイメージソングとして起用。

競合車種

関連項目

外部リンク

ウィキペディアでの『日産・テラノ』の改訂履歴
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