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江別市

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(最終更新 2007年11月9日 (金) 15:12。)
江別市
えべつし
日章旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道石狩支庁
団体コード 01217-3
面積 187.57 km
総人口 123,557
住民基本台帳人口、2007年9月30日)
人口密度 659 人/km
隣接自治体 札幌市厚別区白石区東区)、
北広島市当別町新篠津村
岩見沢市南幌町
市の木 ナナカマド
市の花 キク
他のシンボル -
江別市役所
市長 三好昇
所在地 〒067-8674 北海道
江別市高砂町6番地
画像:Ebetsu city hall.JPG
電話番号 011-382-4141
外部リンク 江別市
位置
:政令指定都市 / :市 / :町・村
Template (ノート 解説) 日本の市町村pj

江別市(えべつし)は、北海道石狩支庁管内にある札幌市の東に隣接し、同市のベッドタウンとして急速に人口を伸ばし、1990年には室蘭市を抜いて全道9位の人口となった。しかし近年は、札幌市の都心回帰や大麻地区の高齢化により人口が微減している。

目次

語源

アイヌ語が由来であるが、「エベッ・プトウ」、「ユベオツ」など語源となる語は諸説あり、特定されていない。

地理

市域は石狩平野のほぼ中央で、石狩川の両岸にまたがるが、主な市街地は鉄道や国道の通る川の南側にある。南東の南幌町との境には石狩川の支流・千歳川が流れる。札幌市・北広島市との境にある野幌丘陵には2,000haにも及ぶ野幌森林公園があり、道立自然公園に指定されている。森林公園は現地では『原始林』とよばれていて、その一部は原始の時代から手つかずの状態で保存されている。最高地点である南端部の丘陵でも標高93mで、その他は低地が広がっている。

気候は北海道では温暖な部類に入るが、石狩湾と太平洋を吹き抜ける風の通り道にあたり、一年を通じて風が強い。夕張川、千歳川、石狩川の合流地点に位置するために、しばしば水害に見舞われた。特に7月から8月にかけて豪雨があることが多く、1981年の大水害の際には1日に204mmという降水量も記録している。

  • 河川: 石狩川、旧石狩川、夕張川、幌向川、旧幌向川、清真布川、豊幌川、千歳川、早苗別川、神田川、志文別川、篠津川、篠津運河、豊平川、旧豊平川、世田豊平川、厚別川野津幌川

隣接している自治体

歴史

北海道の先史を知る上で江別は重要な地の1つである。続縄文時代には、弥生文化の影響を受けた北海道南西部中心に見られた「恵山文化」と北海道東部にあった文化が、江別を含む石狩低地帯で約1800年前の頃に融合したとされる。江別では後期北海道式薄手縄文土器(後北式土器)が多く出土し、日本先史の権威である山内清男はこれを江別式土器と名づけ、この土器が使われた文化を「江別文化(後北文化)」と呼んだ。なおこの江別式土器は東北地方でも多く出土する。

その後、7世紀から9世紀ごろに築かれた「江別古墳群」もこの地で発見されている。この古墳は現在発見されている古墳のうちで最も北に位置し、東北地方北部の様式に似ることから、本州と北海道との交流を知る上で重要な資料である。

現在の江別市に和人が定住したのは、1867年に通行屋(旅行者のために宿泊、休憩の場を提供した)の立花由松が住んだのが最初とされる。1871年、宮城県人21戸76名が対雁(ついしかり)に来たのが集団入植の始まりであるが、彼らのほとんどは別の地に再入植し、跡地は榎本武揚の農場となった。1876年には、樺太・千島交換にともなって、樺太アイヌが対雁に移住させられた。

1878年8月に江別太(現在の王子地区周辺)に屯田兵村が置かれ、同年11月に江別村が誕生した。1881年にも養蚕を営む屯田兵が入植したが、これらの試みは成功しなかった。しかし1882年官営幌内鉄道が開業し江別駅が設けられると、石狩川水運と鉄道輸送の結節点として市街地が形成された。その後あらためて江別兵村、野幌兵村が設けられ、1884年以降3年間にわたり屯田兵432戸が入植し、開拓事業にあたった。また屯田兵以外の人々による開拓も多かった。中でも大きな成果を挙げたのは新潟県人による北越殖民社で、1886年に江別太へ17戸、1890年には野幌南部へ204戸の入植を果たし、稲作を成功させた。

明治の中ごろになると工業が芽生え始めた。1891年に江別太で煉瓦工場が操業した。ほどなくして北海道炭礦鉄道により野幌煉瓦工場が作られ、また鉄道資材の生産も行われた。1897年に市街地の大半を失う火災にも見舞われたが復興をとげ、1908年には富士製紙会社北海道工場(現:王子特殊紙江別工場)が操業を開始。労働者も多く住むようになり、1916年には町制を施行した。

第二次世界大戦後には引揚者を積極的に受け入れ、また戦後復興にも力を注ぎ人口は伸びていった。1953年5月23日に市街地の半分を焼く大火を出しながらも、翌年には市制を施行した。1963年に東野幌に炭鉱離職者団地、翌年道営大麻団地が建設されると宅地化が進行、札幌の衛星都市としての性格が強まった。

沿革

北東に隣接する石狩郡新篠津村と、2008年度の合併を目指して協議が行われている。

経済

  • 過去において市の中心であった江別(駅前)地区、近年多くの中高層集合住宅が建設され飲食・商業施設の多い野幌地区、公営団地や学校の集中する大麻地区と、3つの地区が発展してきたが、江別地区(高砂町や弥生町を除く)の発展は頭打ち若しくは下降の一途であり、このため市当局は地理的にも中心にあたる野幌地区を再開発する「江別の顔づくり事業」に取り組んでいる。

産業

  • 農業は乳用牛の生産額が特に大きい。米、野菜の生産も行われている。
  • 1908年に北海道最初の製紙工場「富士製紙株式会社北海道工場(現:王子特殊紙江別工場)」が操業を開始、現在に至る。
  • 野幌地区を中心に古くから窯業製品(特に煉瓦)の製造が盛んで国内屈指の生産量を誇る。現在は野幌地区から国道275号線近隣に移転した。
  • 国道275号線附近には、窯業製品、食品、建材などの中規模工場も多数見受けられる。
  • 海がないのに漁協が存在する珍しい都市である。これは石狩川でヤツメウナギが捕れるからである。

立地企業

行政

  • 市長: 三好昇(みよし・のぼる、任期満了日: 2011年4月30日)
  • 当初予算規模(2006年度)
    • 一般会計: 381.1億円
    • 特別会計: 289.2億円
    • 企業会計: 165.8億円

姉妹都市・提携都市

国内

海外

地域

教育

  • 中学校
    • 市立10校(江別第一、江別第二、江別第三、野幌、角山、江北、大麻、大麻東、江陽、中央
    • 私立1校(立命館慶祥中学校
  • 小学校
    • 市立19校(江別、江別第二、江別第三、豊幌、江別太、上江別、中央、対雁、いずみ野、北光、野幌、野幌若葉、東野幌、大麻、大麻東、大麻西、大麻泉、文京台、角山)
  • 幼稚園
    • 私立13園(若葉、江別大谷、のっぽろ、元江別わかば、大麻藤、大麻ひかり、晃成、大麻、あけぼの、第二大麻、上江別、元野幌めぐみ、江別あかしや)
  • 保育園(保育所)
    • 現在11園がある。
  • 教育関連施設
    • 江別市情報図書館
    • 北海道立図書館
    • 北海道立教育研究所
      • 付属情報処理教育センター
  • 訓練施設
    • 北海道自治政策研修センター
    • 北海道消防学校
    • JAカレッジ(財団法人北海道農業協同組合学校)

スポーツ

  • スポーツ施設
    • 北海道立野幌総合運動公園
    • 江別市民体育館

交通

鉄道

廃止された鉄道

バス

その他、野幌パーキングエリアにバス停が併設されており、高速バスの一部が停車する。

道路

江別市の道路の総延長は850.8km、舗装率71%(2003年)。うち市道は754.5km。

通信

市外局番は011(札幌MA)。以下の市内局番が使われている。

市内局番 381~389、391

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

文化財

重要文化財(国指定)
  • 北海道元江別1遺跡土壙墓出土品(江別市郷土資料館蔵)
  • 北海道江別太遺跡出土品(江別市郷土資料館蔵)
  • 北海道美々8遺跡出土品(遺跡そのものは千歳市内。北海道埋蔵文化財センター蔵)
史跡(国指定)
  • 江別古墳群
その他
  • 旧北陸銀行江別支店(国の登録有形文化財)
  • 北海道林木育種場旧庁舎(旧林木育種センター北海道育種場庁舎 農林省林産試験場北海道支場庁舎)(国の登録有形文化財)
  • 野幌屯田兵第二中隊本部(北海道指定有形文化財)
  • 屯田兵第三大隊本部火薬庫(江別市指定文化財)

名所、旧跡

  • 石狩川
  • 錦山天満宮
  • 大麻3遺跡
  • 屯田兵開拓時代の遺構、街の中に数多く点在
  • 四季の道

観光スポット

祭事・催事

  • やきもの市(7月)
  • スノーフェスティバル(2月)

その他

HBCラジオSTVラジオNHKラジオの送信所がある。詳細は江別ラジオ放送所を参照。

関連項目

江別市出身の有名人

外部リンク

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