海水浴場(かいすいよくじょう)とは、海水浴をしたり、砂浜で砂遊び等を行うための海岸である。遠浅の砂浜で、比較的波が少ない浜辺が適している。
夏ともなると、家族連れやグループがやってきて、海の家と呼ばれる、軽食等の提供、海水浴用品のレンタル、一時休憩所を兼ねる店が開かれることが多い。 現在では単に海水浴だけではなく、大きな海水浴場では各種のイベント等が行われることがある。
安全な海水浴を行なうために、地元自治体や商店街等が、砂浜の整備(ゴミ拾いなど)を行なったり、安全に遊泳を行なうための区域を整理したり、監視員を配置したりしている。近年はライフセーバーが常駐するところも増えている。 また、海水浴シーズンの前には必ず水質検査が行われ、大腸菌が検出された場合には閉鎖される。これは、大腸菌自体に害があることを必ずしも意味せず、大腸菌が存在するから他の有害な菌も存在する可能性が高いので危険と判断されるのである。
「遠浅の砂浜」が無い所でも、大量の砂を運び入れ、強引に白砂の砂浜を演出しているところもある。代表的な例はハワイのワイキキビーチ。
海水浴の習慣は西洋でも意外に遅く、19世紀後半である。
日本における海水浴の習慣は、1876年(明治10年)ころに、オランダ人の医師ポンペが、健康法の一つとして、神奈川県の大磯海岸での「海水浴」をすすめたのが最初とされている。当時は「湯治」のように、ただ海水につかったりあがったりを繰り返すだけだったようだ。しかし、まもなくレジャーとして発展し、1898年に発表された『鐵道唱歌』には、「海水浴に名を得たる、大磯見えて波涼し」の歌詞が見られる。東京近辺では、ほかに神奈川県橘樹郡田島村(いまの川崎市の南東端)が、海水浴場として知られていた。
日本で最も古いとされる海水浴場は、岡山県倉敷市玉島にある『沙美海水浴場』や、三重県伊勢市二見町にある『二見浦海水浴場』など諸説ある。