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BMW・7シリーズ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(最終更新 2007年9月16日 (日) 01:33。)

BMW 7シリーズ(英語名: 7 Series、ドイツ語名: 7er)はドイツ自動車メーカー、BMWが生産・展開しているフルサイズラグジュアリーセダン。同ブランドのフラグシップモデルである。

前身は大型セダン3.0Sである。

目次

概要

5人乗り(例外的にL7は4人乗り)の大型セダンで、メルセデス・ベンツ Sクラスジャガー XJをライバルとしてきた。 近年ではアウディ・A8レクサス・LSなどの新興勢力の台頭により激戦区となっている。 他のライバルの多くがショーファードリブン(オーナーは後席 専従の運転手がハンドルを握る)を軸に開発されている中、このシリーズはオーナー自らがハンドルを握るオーナードリブン車の性格がやや強いのが特徴。

歴史

車名の後のアルファベットは
i:フュエルインジェクション
A:オートマチックトランスミッション
L:ロングホイールベース
d:ディーゼル

をあらわす。

初代 E23(1977年-1986年)

初代7シリーズ。前年に登場した6シリーズ(E24)同様の流麗なスタイルであった。 当初はバルコム・オート・トレイディングが輸入を行っていた。

正規輸入モデル

  • 733iA (1977年-1984年)
    直列6気筒SOHCエンジン、3210cc、180馬力
    トランスミッションは3速オートマチック、または、4、および5速マニュアル
    83年以降のモデルはキドニーグリルを中心にフェイスリフトを行っている。
  • 735iA (1984年-1986年)
    直列6気筒SOHCエンジン、3430cc、185馬力 
    USモデルのみ、4速ATが選べるようになる。
  • 745iA (1985年-1986年)
    M30型(M30B34)直列6気筒SOHCターボエンジン、3430cc、250馬力
    標準車のBパッケージとレザーシート等を装備する豪華版・Aパッケージが存在した。
    当初4.5リッターV12モデルが開発されていたが、オイルショックによりV12の開発を断念せざるを得なかったようだ。
    本来、車名を735turboとすべきところを745iとした理由は、過給により4.5L相当の出力が得られたため、つまりモータースポーツでのターボ係数の概念を車名に採り入れた、BMWの「洒落っ気」によるもの。

もうひとつの745i

  • 745i(1984年-1986年)南アフリカ専用モデル
    ステアリングシャフトとの干渉と、ブレーキマスターシンダーの過熱により、右ハンドルのターボモデルはあきらめざるを得なかったBMWであったが、南ア専用のハイパフォーマンスモデルとして、もうひとつの745iを用意した。
    この745iは、M1やM635CSi同様、ボッシュのMLジェトロニックを持つモータースポーツ用、M88型 直列6気筒DOHC24バルブエンジン(3453cc 286hp)を搭載しており、トランスミッションは3ATのほか、クロースレシオの5速マニュアルが選べた。
    生産台数は192台と、ごく少なく、マニア垂涎のモデルである。

北米専用モデル

  • L7
    北米では735iをベースに内装を高級化、インパネから内張りまで本革仕様とした、L7が販売された。

2代目 E32(1986年-1994年)

2代目7シリーズ。 更に洗練されスマートになったボディが特徴。空気抵抗係数(Cd値)は0.32を達成。 また、従来モデルで達成できなかったV型12気筒エンジンを遂に完成させる。750i/iLは第二次大戦後のドイツ車で初のV型12気筒を搭載。

日本に正規輸入されたモデルは以下のようになっている。

  • 735iA (-1992年)
    直列6気筒SOHCエンジン、3430cc、211馬力
    最終年には、ウッド部分をエボニーとした、特別仕様車が用意された。この時期すでにV8モデルが発表されており、生産調整の意味合いもあった。
  • 735iLA (1988年-1992年)
    直列6気筒SOHCエンジン、3430cc、211馬力
  • 750iLA (1988年-1994年)
    V型12気筒SOHCエンジン、4987cc、300馬力
    後席中央にコンソールを設け、乗車定員を5人から4人とした豪華な750iLAハイラインも販売されていた。
  • 730iA (1991年-1993年)
    直列6気筒SOHCエンジン、2986cc、188馬力
    国産車からの乗り換えを念頭に置いたため、右ハンドルのみの設定となっていた。
    730iA-V8が発売された後も、価格上昇による顧客離れが懸念された為、併売されていたが、荒れたフィールの新V8より、熟成された直6のシルキースムーズを好むファンには、かえって好都合であった。
  • 750iA (1991年-1994年)
    V型12気筒SOHCエンジン、4987cc、300馬力
  • 730iA-V8 (1992年-1994年)
    V型8気筒DOHCエンジン、2996cc、218馬力
    3.0LでV8という、フェラーリのようなこのエンジンは、ムービングパーツやフライホイールを過度に軽量化したため、アクセルオフと同時に大きなフリクションを感じる、回転フィールの良くないものであった。このギクシャク感はドライバビリティーにも影響するほどで、新V8の評判を大きく落とすこととなった。
  • 740iA/iLA (1992年-1994年)
    V型8気筒DOHCエンジン、3981cc、286馬力
    3.0Lに比べるとかなり運転しやすかったが、それまでの官能的なビッグシックスを忘れられないファンも多く、ひと世代古いATにもかかわらず、735iの良さが再評価されるきっかけになった。
    モデル末期の1994年に専用のレザーシート、木目パネルを装備した「740i/iLエディション7」が発売される。

3代目 E38(1994年-2001年)

3代目7シリーズ。 当時の3シリーズ(3代目/E36)に似せたヘッドライトを採用。空気抵抗係数(Cd値)は0.30である。 エンジンは基本的に従来モデルの物を踏襲する。 1996年にトランスミッションが変更になり、全車マニュアルモード付きのステップトロニック搭載となる。 1998年にはフェイスリフトを行うと共に、V型8気筒モデルにエアロパーツやスポーティーな内装のMスポーツ仕様が追加される。

日本に正規輸入されたモデルは以下のようになっている。

E38
E38
  • 740i (-1996年)
    V型8気筒DOHCエンジン、3981cc、286馬力
  • 735i (1996年-2001年)
    V型8気筒DOHCエンジン、3497cc、235馬力
  • 740i (1996年-2001年)
    V型8気筒DOHCエンジン、4398cc、286馬力
  • L7 (1997年-2001年)
    V型12気筒SOHCエンジン、5379cc、326馬力
    750iLよりホイールベースを250mm引き伸ばし、後席の居住性を上げたリムジン。後席に大型センターコンソールが付加され、乗車定員は4人。日本および中東地域のみで販売されていた。

欧州ではV型8気筒DOHCのディーゼルモデル740dが発売された。

4代目 E65/E66(2001年- )

前期型フロント
前期型フロント
前期型リア
前期型リア
後期型フロント
後期型フロント

4代目7シリーズ。E65はノーマルホイールベース、E66はロングホイールベース。 先代のE38よりボディーサイズが拡大したが、空気抵抗係数(Cd値)は0.29である。 特徴的なエクステリアデザインと新開発バルブトロニック搭載エンジン、革新的な操作系のインターフェイス iドライブなど、新技術を挙げれば枚挙に遑がない。


日本に正規輸入されたモデルは以下のようになっている。

  • 735i (2001年-2005年)
    V型8気筒DOHCエンジン、3591cc、272馬力
  • 745i (2001年-2005年)
    V型8気筒DOHCエンジン、4398cc、333馬力
  • 745Li (2001年-2005年)
    V型8気筒DOHCエンジン、4398cc、333馬力
  • 760Li (2003年-)
    V型12気筒DOHCエンジン、5972cc、445馬力

2005年に大規模なフェイスリフトを行うと共に、V型8気筒エンジンの排気量を拡大し出力が向上した。 エンジンの変更により735i 745i 745Liの名称が消滅する。

  • 740i (2005年-)
    V型8気筒DOHCエンジン、3999cc、306馬力
  • 750i (2005年-)
    V型8気筒DOHCエンジン、4798cc、367馬力
  • 750Li (2005年-)
    V型8気筒DOHCエンジン、4798cc、367馬力
  • 760Li (2003年-)
    V型12気筒DOHCエンジン、5972cc、445馬力

なおV型12気筒搭載の760Liに関してはエンジン変更はない。

競合車種/関連項目

Wikimedia Commons
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外部リンク


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