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Cocco(こっこ、1977年1月19日 - )は、日本のシンガーソングライター、絵本作家。沖縄県那覇市出身。スピードスターレコード所属。
人物
名前
インディーズ当時の名前は「Cocko」だった。メジャーデビューにあたり、現在の「Cocco」に改名。
一人称と愛称
Coccoは自身の事を「飽きっぽいから」という理由から「あっちゃん」と言っている。また、「あきあきあっちゃん」とも、ライブでは「アイドルあっちゃん」とも称していた。ファンからもCoccoに親しみを込めた呼び名としてよく使われている。活動休止以前のスタッフやバンドメンバー達からは「姫」と呼ばれていた。また、ベスト版のクレジットにも「姫」という表記がある。
音楽活動中止の理由
Coccoは2001年に一度、音楽活動を中止した。その理由は諸説あるが、以下はこれまでに挙げられている主な理由である。
- 歌うことが大好きだと気付いたから
- 「僕らの音楽」をはじめ、アルバム「きらきら」発売時またそれ以降の新聞・雑誌のインタビューで公言。歌うことが好きであるということを自分の中で受け入れるために音楽活動を中止したという。活動休止前は自身が楽曲を制作することを自ら「排泄行為」と表現していたが、活動再開後は「料理」と表現していることからもうかがい知れる。
- 大好きな歌を商売にしたくなかったから
- 「ミュージックステーション」や「筑紫哲也 NEWS23」「僕らの音楽」、DVD「Heaven's hell」で公言。
- 沖縄の海が汚れてきたので、きれいにしたい
- 「ミュージックステーション」で公言。沖縄に帰る度にひとりで海岸のゴミ拾いを行っており、2003年の「ゴミゼロ大作戦」・2004年の「ゴミゼロ大実戦」は自身が中心となり考案・実行した。
- 絵本作家になりたかったから
- 「ミュージックステーション」に出演した際に公言。活動中止直後は絵本作家一本でやっていた。
- 子育てのため
- 2002年3月に発刊された写真週刊誌「FLASH」に、「未婚でありながらもうすぐ3歳になる子供がいる」という記事が掲載された。
- 作詞・作曲方法の変化
- スイッチ・パブリッシング 2001年4月発売「Cocco―Forget it,let it go SWITCH SPECIAL ISSUE 」で、「歌詞が頭に次々と溢れてきて、曲の創作・発表がそれに追いつかなくなってきた」という内容のコメントが掲載されていた。
ゴミゼロ活動
もともとは自身が一人で沖縄の海のゴミ拾いを行っていたことから起因するものであり、活動中止中に計画。ゴミ拾いを行う人たちは『ラブレンジャー』と称され、本人は代表であるラブレンジャーピンクを務める。
「もしも歌が届いたら、たったひとつでいい、ゴミを拾ってほしい」というメッセージを掲げて、2003年に「ゴミゼロ大作戦 vol.0 ~正しい海への道のり ラブレンジャー参上~ 「もしも歌が届いたら海のゴミを拾ってね」の巻」と題して、沖縄県内の中学校・高校・アメラジアンスクールの児童や生徒と一緒に演奏会を行い、ゴミ拾いを行った。この活動模様はDVD「Heaven's hell」となって製品化された他、TBS系「筑紫哲也 NEWS23」や琉球放送「情報コンビニ 龍の髭」などでも特集で取り上げられた。
2004年には「ゴミゼロ大実戦!! 2004 ~美ら島への道のり ラブレンジャー始動~ 「歌が届いたみんなでゴミ拾い」の巻」と題して、沖縄県庁の協力の下で沖縄県全域の参加市町村を募ってゴミ拾い活動を行った。参加市町村の募集のために県内のテレビ局にも出向いて苦手なテレビ出演も行い、PR活動を行った。この年の活動は前年の活動が評価され、後援に多くのスポンサーが就いた。また、この活動模様は前年同様、TBS系「筑紫哲也 NEWS23」や琉球放送「情報コンビニ 龍の髭」などでも特集された。
2005年は「今年もやるよ ゴミゼロ大実戦 2005 ~美ら島への道のり ラブレンジャー継続~「アフター5にゴミひとつ」の巻」と題して、個々がゴミを拾うという方針の下で活動は小規模なものにとどまった。
2006年はゴミ拾い活動を行わず、「Cocco 沖縄ゴミゼロ大作戦ワンマンライブスペシャル 2006」と題して、宜野湾市海浜公園にて野外ワンマンライブが行われ、WOWOWによるテレビ中継も行われた。このライブで、「ゴミ拾いをすることだけに焦点が当てられ、伝えたかった事が十分伝わっていなかった。また、ラブイエローと称される主要スタッフとの意見の食い違いがあり、活動から脱退してしまった。」などと語った。
来歴
音楽活動中止前
- デビュー当時は楽譜すら読めず、自分の考えをプロデューサーなどに伝えるために絵などを持ち込んでイメージを伝えていたという。[1]
- 11月21日、シングル「強く儚い者たち(作曲:柴草玲)」をリリース。この曲がJALのCMソングに使われたことから、このシングルはオリコンチャートに半年もランクインするロングヒットとなり、Coccoの名がより広く知られるようになった。
- 1998年1月16日、テレビ朝日系「ミュージックステーション」に「強く儚い者たち」で初登場。初めてのテレビ出演でもあり、Coccoの知名度が上がった出来事とされている。
- 前年の「SOUTH BY SOUTHWEST」のイベントに出演した際の評判が良く、再出演した。その模様は3月23日付のニューヨークタイムズ紙に唯一写真付きで掲載された。
- 5月13日、アルバム「クムイウタ」をリリース。オリコン初登場1位を記録した。
- 1999年4月14日、シングル「樹海の糸(作曲:柴草玲)」をリリース。オリコン初登場3位を記録。
- 2000年9月、アルバム「ラプンツェル」リリースを記念し、ライブツアーを行う。10月6日に日本武道館にてツアーファイナルを迎えたが、結果的にこのライブが活動停止前の最後のライブとなる。なお、このライブの模様は後にスペースシャワーTVで放送されている。
- 2001年2月21日、シングル「羽根~lay down my arms~」・沖縄限定CD+VHSセット「風化風葬」リリースとともに、その日の朝日新聞紙上にて活動中止を発表した。
- 4月18日にシングル「焼け野が原」、アルバム「サングローズ」をリリースし、活動中止する。
音楽活動中止後
- 2001年9月5日に初のベストアルバム「ベスト+裏ベスト+未発表曲」・PV集「お楽しみ秘蔵ビデオ+全シングルクリップ=計16曲集」を同時リリースした。
- 2002年9月27日に河出書房より自身初の絵本「南の島の星の砂」を発売する(以降全ての書籍作品は河出書房出版)。
- 2003年8月15日に「ゴミゼロ大作戦 vol.0 ~正しい海への道のりラブレンジャー参上~「もしも歌が届いたら海のゴミを拾ってね」の巻 10分足らずの演奏会Coccoと仲間たち 愛の大合唱沖縄/那覇市内)」によって海岸のゴミ拾いを訴えることとなる。 この模様は地元沖縄のラジオやテレビで紹介される他、TBS系「筑紫哲也 NEWS23」でも、9月5日に放送された。また、この活動の全ては、同年12月24日リリースのDVD・VHS「Heaven's hell」に収められている。活動中止後も、雑誌「文藝」や「H」などに特集が組まれており、地元沖縄のラジオ・テレビなどにも出演が見られる。
- 12月頃に、日立製作所の企業CMに出演した。これは同社の医療技術をPRしたもので、手塚治虫の漫画『ブラック・ジャック』とのコラボレーション作品であり、ブラック・ジャックのアフレコとナレーションを担当。
- 2004年3月24日発売の尾崎豊トリビュートアルバム「BLUE:A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI」に「ダンスホール」のカバーで参加。
- 8月15日に絵本第2作目「南の島の恋の歌」を発売する。購入者には、活動中止後としては初めてとなるシングル「ガーネット/セレストブルー」の購入特典がある。また同日、沖縄では市町村に協力を求めてのゴミゼロ大実戦2004と呼ばれる大規模なゴミ拾いの企画が彼女の手で行われることとなる。絵本は2冊出版、累計で35万部を売り上げた。特に「南の島の星の砂」はその累計の半分以上を売り上げている。
- 11月23日には、くるりの岸田繁をプロデューサーに迎え「こっこちゃんとしげるくん」名義でタワーレコード限定でシングル「SING A SONG ~NO MUSIC,NO LOVE LIFE~」をリリース。この曲はタワーレコード創立25周年記念事業『TOWER RECORDS GO! GO! 25th』のテーマソングとして起用された。1996年のインディーズ盤「Cocko」に収録されている「SING A SONG ~NO MUSIC,NO LIFE~」のリメイクで、英語ヴァージョンはアルバム「ブーゲンビリア」・ベストアルバム「ベスト+裏ベスト+未発表曲」に収録されており、その8年後に日本語ヴァージョンがリリースされたことになる。
- 2005年4月15日には、CD付写真集「The Bird」を発売する。CDは7曲入りで彼女のほか写真家にしてミュージシャンであるnanaco、ミュージシャン兼プロデューサーのDr.StrangeLoveの長田進と根岸孝旨、パーカーショニスト山北健一、サウンドエンジニア遠藤幸仁が参加。写真集の写真はnanacoが、絵はCocco本人が担当。
- 4月25日、TBS系「筑紫哲也 NEWS23」で、「マンデープラス ~性を超えて~ Coccoからの贈りもの」が特集される。性同一性障害を根本的なテーマとして特集され、ここで絵本購入者限定シングルに収録されている楽曲「セレストブルー」にまつわるエピソードが明らかにされる。
- 2004年に「こっこちゃんとしげるくん」として作品を出したのをきっかけに、彼女と岸田繁を中心にバンド「SINGER SONGER」を結成。2005年5月25日にシングル「初花凜々」でデビュー。
音楽活動再開後(現在)
ディスコグラフィ
シングル
- 日米同時リリース。全3曲収録。
- 日米盤ともに廃盤。
- 「カウントダウン」1997年3月21日発売 メジャーデビューシングル オリコン最高位98位 累計売上約0.2万枚
- 「強く儚い者たち」1997年11月21日発売 2ndシングル オリコン最高位18位 累計売上約36.1万枚
- 「強く儚い者たち」:日本航空「JALハワイキャンペーン」CMソング
- 「Raining」1998年3月21日発売 3rdシングル オリコン最高位17位 累計売上約12.8万枚
- 「Raining」:映画「式日」主題歌
- 「雲路の果て」1998年10月7日発売 4thシングル オリコン最高位6位 累計売上約14.4万枚
- 「樹海の糸」1999年4月14日発売 5thシングル オリコン最高位3位 累計売上約18.2万枚
- 「ポロメリア」1999年10月14日発売 6thシングル オリコン最高位9位 累計売上約9.7万枚
- 「水鏡」2000年4月26日発売 7thシングル オリコン最高位10位 累計累計約6.8万枚
- 「けもの道」2000年6月28日発売 8thリカットシングル オリコン最高位10位 累計売上約3.7万枚
- 「星に願いを」 2000年7月26日発売 9thシングルオリコン最高位25位 累計売上約3.2万枚
- 「羽根~lay down my arms~」2001年2月21日発売 10thシングル オリコン最高位16位 累計売上約3.8万枚
- 「羽根~lay down my arms~」:映画「回路」主題歌
- 「焼け野が原」2001年4月18日発売 11thシングル オリコン最高位12位 累計売上約5.5万枚
- 「ガーネット/セレストブルー」2004年発売 スペシャルシングル(絵本「南の島の恋の歌」購入者限定購入可)
- 「音速パンチ」2006年2月22日発売 12thシングル オリコン最高位5位 累計売上約8万枚
- 初回盤のみ「音速パンチ」PV収録DVD付
- 「陽の照りながら雨の降る」2006年5月24日発売 13thシングル オリコン最高位4位 累計売上約4.8万枚
- 初回盤のみボーナス8cmCD「blue bird」付
- 「blue bird」:映画「ヴィタール」エンディングテーマ
- 沖縄限定盤 2007年9月15日発売 オリコン最高位36位 累計売上約0.8万枚
- 全国盤 2007年11月21日発売
アルバム
- 初回プレス盤のみステッカー、2曲収録ボーナス8cmCD付
- 「ひよこぶたのテーマ PART2。」:NHK「みんなのうた」オンエア曲
- 「ザンサイアン」2006年6月21日発売 5thアルバム オリコン最高位3位 累計売上約12.8万枚
- 初回盤のみ「陽の照りながら雨の降る」「Swinging night」PV収録DVD付
- 「甘い香り」:映画「遠くの空に消えた」主題歌、music.jp TVCFソング
- 「ハレヒレホ」:NHK教育テレビ「ど~する?地球のあした」テーマ曲
その他
- 「SING A SONG~NO MUSIC, NO LOVE LIFE~」2004年11月23日発売(こっこちゃんとしげるくん名義) オリコン最高位9位
- タワーレコード限定発売
- 「SING A SONG~NO MUSIC, NO LOVE LIFE~」:タワーレコード25周年キャンペーンソング
- 初回盤のみ「初花凜々」PV・レコーディングオフショット収録DVD付
- 「ばらいろポップ」2005年6月29日発売(SINGER SONGER名義) 1stアルバム オリコン最高位3位
DVD/VHS
- 沖縄県限定販売、シングルCD「風化風葬」付
- DVD初回盤のみ「Heaven's hell」12cmCD付、VHS初回盤のみ「Heaven's hell」8cmCD付
エッセイ
想い事。
「毎日新聞」の生活家庭欄で、2006年4月3日から2007年3月5日まで連載されたエッセイ。掲載日は毎月の第一月曜日。この全12回の連載を書籍にまとめ、2007年8月15日に発売。
- 第一回の連載では、両親が離婚したこと、姉がいること等に触れている。
- 第二回の連載では、沖縄の死活問題ともいえる基地や環境についてのこと等に触れている。
- 第三回の連載では、平和の礎と平和についてのこと等に触れている。
- 第四回の連載では、少女時代の雨の日の出来事に触れている。
- 第五回の連載では、ライブツアーに対する心情に触れている。
- 第六回の連載では、花のことに触れている。
- 第七回の連載では、煙草と癌と生きることに触れている。
- 第八回の連載では、ドキュメンタリー映画「ひめゆり」を通した平和についてのことに触れている。
- 第九回の連載では、自身の2006年を振り返りつつ、沖縄の方言「なんくるないさー」について触れている。
- 第十回の連載では、今年で30歳になる自分の心境を語っている。人間が野生動物だったら30歳が寿命だから、自分は野生動物としての生涯を終え、文明人という新種の生き物として歩いて行くと決意する。
- 第十一回の連載では、「愛してる。」という言葉について触れている。死んでしまいたいと思うこともあると言うが、後半は「愛しい人でいっぱいの世界」などと前向きなものである。
- 第十二回の連載では、昔なりたかったものや小学生時代を回帰し、改めて歌うことが好きであるということを語っている。
サポートメンバー
ギター
ベース
ドラム
キーボード
出典
- ^ テレビ朝日系で2001年8月18日に放送されたドキュメンタリー番組「Coccoを愛した人達へ 孤高の歌姫の軌跡」より
外部リンク