DDAC(Duo Dyna Air Cooling system:デュオ ダイナ エア クーリング システム)とは、1968年に本田技研工業が発表した空冷エンジンの冷却方式。日本語では一体構造二重壁空冷方式、または一体式二重空冷エンジンと呼ばれる。
このエンジンは、水冷エンジンでいうところの「ウォータージャケット」の考え方を空冷エンジンに導入したもので、シリンダーブロックの外壁を「一体」鋳造成型で二重構造にし、その間の空間を冷却風の通り道とした。 そこに強制冷却ファンで風を送り込むと同時に、エンジンの外側にも風があたるようにして冷却をする構造。 その構造ゆえに、オールアルミ製のエンジンにも関わらず重量が大きかった。
非常にユニークな発想だったが、そのエンジンを搭載したホンダ・1300は商業的に大失敗を喫し、ホンダの4輪車用エンジンが、空冷から水冷へと一斉に転換するきっかけとなった。