インフィニティ (INFINITI) は日産自動車がアメリカ合衆国・カナダ・韓国・中華民国・中東地域で展開する高級車ブランド。
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1989年にアメリカ市場向けの高級ブランドとして設立された。設立当初は流通システムの不備などから、トヨタ自動車のレクサスや、本田技研工業のアキュラほどの人気は勝ち得ず、1990年代後半には販売台数が非常に低迷した。
しかし、ルノーと提携後のカルロス・ゴーン体制下では、高価格・高付加価値型車両中心のブランドとしてテコ入れする方針が打ち出され、販売網整備と車両のデザイン等を核とした抜本的な見直しが図られた。
その後、比較的手頃な価格でリリースされたV35型インフィニティ・G35(日本名:日産・スカイライン)が大ヒットしたこともあり、現在ではアメリカでも高級車ブランドの一つとして認知されるだけのシェアを得ることができるようになった。
ちなみに、なぜ表記が"INFINITY"でなく"INFINITI"なのか、という点については、「英語ではなく、イタリア語であるから」とアナウンスされている。
日産ブランドに比べ、高級ブランドとして付加価値の高い商品性はもちろんのこと、スポーティさを強調している点が特徴である。その証拠に、2007年現在ラインナップされている車種全ての駆動方式がFRもしくはFRベースの4WDとなっている。ただし、2005年まではIシリーズ(日本名:日産・セフィーロがベース)のようにFFベースのクルマも存在していた。
また、デザイン上の特徴として「オーセンティック」な面を強調し、日産ブランドと比べてラグジュアリーでスポーティ、かつクラシカルな要素も持ち合わせたスタイリングを目指している。具体的には、フロントグリルのダブルアーチ、L字型のヘッドランプとテールランプの形状、さらに、新型Gシリーズでは、日本刀からモチーフを取り入れたグリル内の4本横線などが挙げられる。しかし、それらインフィニティブランドの特徴的デザインの多くは、日産ブランドの車種でも取り入れられており、現時点では明確な特徴とはなっていない様子である。
インフィニティ・ブランド確立や日本市場導入のために独自の開発がさらに必要になるとの判断から、2006年春に行われた日産内部の組織改正でインフィニティ専門の担当部署が多く新設されており、今後はより高価格・高付加価値型車両に特化した商品開発が進むことが予想されている。
2007年1月現在、取扱い車種は次のとおり。
車種名の末尾に2桁の数字を付け、Q45→4500cc、QX56→5600ccの様におおよそのエンジン排気量を表す。 車種名をつけるにあたって、規則性や、意味が特にあるわけではないが、セダン系の場合、Qを頂点にM→J→I→Gとアルファベットの順序が早いほうが下級で、遅い方が上級のようである。同じくSUV系でもQXを頂点にFX→EXという順序でグレードわけされているようだ。 ちなみに、Qシリーズに限っては、英語のCue=きっかけという意味があると言われている。
インフィニティというブランドが発足する前に、開発中の高級車としてインフィニティ・Q45の前身となるコンセプトカー「Que-X」が公開された。初代レパードに似たデザインが好評を呼んだ(詳細は不明)。しかしながら、コンセプトカー「Que-X」の特徴であったグリルレスのフロントマスクを初代「Q45」に取り入れたところ、高級車として斬新なデザインではあったものの、保守的な層の多いマーケットの中では不評となり、マイナーチェンジではオーソドックスな縦格子デザインのグリルが装着されることとなった。
2003年1月 北米国際自動車ショーにスポーツクーペコンセプト「インフィニティ・トライアント」を出展。ガルウィング形状のドアを採用。
2005年1月 北米国際自動車ショーに「インフィニティ クラーザ コンセプト」を出展。QXベースのミニバンとセダン、そしてSUVを融合させたクロスオーバーコンセプト。3列シートの配置に合わせて、サイドドアが片側3枚、両側6枚設置され、どの席からもドアが開けられるように設計されていた。
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