| 開発元: | サン・マイクロシステムズ |
|---|---|
| 最新版: | 5.5.1 / 2007/05/25 |
| プラットフォーム: | クロスプラットフォーム |
| 種別: | 統合開発環境 |
| ライセンス: | CDDL |
| 公式サイト: | www.netbeans.org |
NetBeans(ネットビーンズ)とは、サン・マイクロシステムズを中心としたコミュニティにより開発されているJava用オープンソース統合開発環境(IDE)である。このIDEは、NetBeans Platformを利用して開発されており、様々なモジュールを組み込むことが可能である。NetBeansの特徴の一つであるGUIエディタ(Project Matisse)もその一つである。IDE自体がJavaで書かれていることから、Java VMを搭載したオペレーティングシステム上で動作が可能である。なお公式にサポートしているオペレーティングシステムは、以下のものである。
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ほぼ100%Javaで書かれている統合開発環境である。バージョン4.0以降は、JavaVM自体の大幅な高速化もあって、ネイティブな環境との速度差は感じないとされる。
このソフトウェアはJavaを開発しているサン・マイクロシステムズが開発していることから、最新版のJavaにいち早く対応できるという利点がある。Java5.0が登場した際には、新機能であるJava Genericsやアノテーションに、他の統合開発環境に先んじて対応した。また、GUI開発はNetBeansがJava統合開発環境の中で秀でており、「フリーデザイン」によるコンポーネントの配置などの優れた機能を持つ。
Java統合開発環境として既に広く使われているEclipseと比較されることが多い。現状、シェア、多機能性、プラグインの豊富さは、Eclipseに一日の長がある。NetBeansは3.51までJava Look&Feelを使用していたため、特にWindowsユーザーに受け入れられにくかったようである。3.6でLook&FeelをSystemLook&Feelに変更したことにより、ユーザーが増加しはじめた。
なお、4.0からは、Java SE/EEのリファレンス的な開発環境としての側面が強まっている。5.5からは、WebサービスやパーシスタンスAPI等に対するスムーズな開発を可能にしており、UMLやJSFのビジュアル開発なども取り込まれた。
NetBeansは、1996年に始まったチェコの学生によるプロジェクトであるXelfiにその源流を持つ。XelfiはJavaで書かれた最初のIDEであり、1997年に最初のプレリリースが行われている。やがてXelfiは、チェコの実業家Roman Stanekの支援を得、ネットワーク環境を前提としたJava Beansコンポーネント開発用のIDEとして開発が進められることになった。この基本構想が、NetBeansの名前の由来となっている。NetBeansの名を冠した最初のリリースは、1999年である。
この1999年は、NetBeansにとって重要な年であった。より良いJava開発環境を求めていたサンが、NetBeansと契約。サンは、その後別のツールであるForteを獲得したが、ForteではなくNetBeansをForte for Javaの名の下にリリースを行った。これは当時の知名度を優先したビジネス判断であった。しかし、ほどなくNetBeansの名は復活し、現在に至っている。なお、Xelfiに関わったメンバーの多くは、現在もNetBeansコミュニティで活躍している。
現在のNetBeansは、Common Development and Distribution License (CDDL)の元に、ソースコードを公開している。CDDLは、Mozilla Public License (MPL)をベースとしたOSI承認ライセンスの一つである。ただし、リリースが予定されているNetBeans 5.5から、Sun Public License (SPL)に変更される予定で、現在は変更理由について議論が続けられている。